ゆりかもめ、豊洲の先どこへ行く? 計画は人口増で白紙 東京湾岸エリアの状況背後に

東京の新橋と臨海副都心を結ぶ新交通ゆりかもめ。この終点・豊洲駅の先を見ると、軌道が曲がりながら途切れています。晴海や勝どきへ延伸するためのカーブですが、一方、街は当初の想定から状況が大きく変わってしまいました。

勝どきを目指したゆりかもめ

 新橋からお台場、青海、有明を経由して、豊洲まで結ぶ東京臨海新交通臨海線「ゆりかもめ」は、2020年に開業25周年を迎えます。2006(平成18)年に有明~豊洲間が延伸開業し、終点となった豊洲駅(東京都江東区)ですが、ホームを過ぎてから軌道が左カーブを描きかけて途切れている不思議な構造をしています。ゆりかもめは豊洲から先、どこに向かおうとしているのでしょうか。

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東京の臨海部を走るゆりかもめ(2014年1月、草町義和撮影)。

 ゆりかもめには豊洲~勝どき間の延伸構想が存在しました。豊洲の交差点を左折して道なりに晴海方面に向かい、環二通りで右折して橋を渡り、またすぐに清澄通りとの交差点を右折して大江戸線の勝どき駅(東京都中央区)に到達する、ぐねぐねと蛇行した不思議なルートです。この延伸計画は、ゆりかもめにどのような役割を期待していたのでしょうか。それを理解するためには、臨海副都心とゆりかもめの関係を振り返らなければなりません。

 臨海副都心開発は1980年代、東京湾の埋め立て地に第7の副都心を整備するという構想からスタートしました。当時、都心ではオフィス不足から地価が高騰し、土地取引の投機化や地上げなどが社会問題化していました。そこで東京都は、丸の内の5倍以上の面積を持つ臨海副都心を開発し、都心周辺の工業用地を再開発することで、土地不足を解消しようと考えたのです。

【地図】豊洲から先の「S字」延伸構想

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コメント

1件のコメント

  1. たしかにゆりかもめは遅い・小さい・高いでいいとこないな…
    新橋から大した距離じゃないのに時間かかるし、豊洲に出てもしょうがないし