「横断歩道の斜め横断」は危険で高リスク 事故時、歩行者の過失割合が高くなることも

横断歩道の手前からの「斜め横断」は、思っている以上にリスクの高い行為かもしれません。付近に横断歩道がない場所で道路を横断するよりも、事故発生時における歩行者の過失割合が高くなる場合もあります。

「横断歩道付近」の事故、なぜ歩行者の過失が重くなるのか?

――なぜ「横断歩道付近」のほうが、そこから離れた場所での事故より歩行者の過失が重くなるのでしょうか?

「歩行者は横断歩道がある場所の近辺においては、その横断歩道によって道路を横断しなければならない」と法律で規定されています。歩行者は横断歩道上を横断しているときには、法律上の強い保護を受けるのに対し、横断歩道が付近にあるにもかかわらず、これによらない横断の場合には、歩行者にも一定の注意義務が課され、過失として問われる可能性があるでしょう。

 また、斜めに道路を横断することは道路交通法上も禁止されていますし、歩行者の横断距離が増えること、運転者が歩行者の行動を予測し対応することが難しくなることから、「斜め横断」は危険度を増す行為といえます。

※ ※ ※

 日が短い10月から12月にかけては、1年で最も事故の多い時期で、いわゆる薄暮時間帯における横断中の事故が増えます。警察庁がまとめた2017年までの5年間の統計では、この薄暮時間帯における自動車対歩行者の死亡事故のうち、「横断歩道以外」での事故は約7割、「横断歩道付近(横断歩道の側端からおおむね30m)」での事故は約1割を占めるとのこと。このような横断は「乱横断」とも呼ばれ、特に近年、高齢者で増えていることから、警察も指導や警告を強化している状況です。

【了】

「横断歩道付近を横断中」の自動車との事故は、歩行者側に過失が生じることもある。写真はイメージ(画像:写真AC)。

【グラフ】実際多い「横断歩道付近」「横断歩道以外」の事故

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  2. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. 東京のベッドタウンにできた「道の駅」ウワサ通りの大盛況! 海ないのに「海産物がうまい!」…それこそが人気の秘訣?
  5. 総武線と常磐線を結ぶ「新たな路線」が2030年代後半にも開通へ 最新のイメージが映像で公開! 事業化へ検討加速
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  3. ロシア海軍のステルス艦が「大炎上」 ウクライナの攻撃で撃破される瞬間を捉えた映像が公開
  4. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  5. 空母化進む「最大の護衛艦」がフェリーと並んだ! 大きさの違いが際立つショットを海自が公開