全国初「あおり運転通報専用サイト」開設 岡山県警に聞くその狙い 抑止効果も期待

「あおり運転」判断が難しいケース どうする?

 警察庁が2018年1月に全国の警察へあおり運転の取り締まり強化を通達して以降、全国的にもあおり運転被害の通報は増えているといいます。しかし「車間距離保持義務違反」や「急ブレーキ禁止違反」といった反則行為は存在するものの、「あおり運転」そのものに具体的な定義がなく、実際には判断が難しいケースもあるとのこと。

「自分があおったことで、あおり返され、半ば怒りに駆られて通報しているケースなどもあります。そうしたときに、ドライブレコーダーの映像で『全体の流れ』を見せてもらえれば、判断もしやすくなるでしょう」(岡山県警交通指導課)

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「岡山県あおり運転110番 鬼退治ボックス」における情報提供のイメージ(画像:岡山県)。

 なお、ドライブレコーダーの映像は、専用サイトの入力フォームから自由にアップロードできるわけではないとのこと。入力フォームに動画などのデータの有無を選択する項目があり、そこで「有」とされた通報に対し、岡山県警が情報を精査したうえで通報者に連絡し、データをやりとりするそうです。また寄せられた動画は捜査だけでなく、あおり運転などの抑止に向けた広報にも活用していくといいます。

【了】

【図解】「あおられやすいクルマ」の特徴

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