羽田空港A・B・C・Dの4滑走路 着陸時どこに降りるか分かる? 使い分けの「法則」とは
「A」か「C」か、また「B」か「D」かは、どのように決められる?
北風の時に使われる滑走路は主にA滑走路(3000m)とC滑走路(3360m)で、飛行機は南東側(東京湾アクアライン側)から降りてきます。
空港の西側にあるA滑走路と、東側にあるC滑走路のどちらを使うかは、原則として「どこから来るか」で決まることが多いそうです。沖縄や福岡、台北など西や南から来る便は、おもにA滑走路を使用。北海道やヨーロッパやアメリカなどの北や東方向から来る便は、C滑走路を使用する傾向があります。
一方、「南風」で使われる滑走路は主にB滑走路(2500m)とD滑走路(2500m)で、飛行機は北東側(東京ディズニーランド側)から降りてきます。
空港の北側にあるB滑走路と、南側にあるD滑走路のどちらに着陸するかも、やはり原則としてどこから来るかで決まることが多く、西や南方向から来る便はB滑走路を、北や東方向から来る便は、離れ小島のD滑走路を使う傾向が強いです。
なお、滑走路に至るまでの着陸ルートは数パターンあり、風以外にも時間と天候によって飛行ルートが決められます。
なお羽田空港では、「南風」のときにA滑走路とC滑走路へ、東京都心側から着陸する新ルート導入を検討中。これにより発着回数が増やせるとしています。
【了】
※一部修正しました(1月3日15時00分)。
記事の後半はあっていましたが、前半部分でC滑走路と書くべきところをD滑走路で記述してます。
「冬などで北風が吹いているとA滑走路とD滑走路に」ではなく「A滑走路とC滑走路に」ですよね?
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。