全国初 高速道路SAにコワーキングスペース設置 会議テーブルやモニターも

高速道路で「テレワーク」、意外とアリかも?

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山之口SA上り線に設置されるコワーキングスペースのイメージ。スノーピーク社製の「住箱(じゅうばこ)」を改修する(画像:NEXCO西日本)。

 NEXCO西日本九州支社は2020年1月9日(木)、宮崎道のSAにおいて、全国の高速道路で初となるコワーキングスペースを設置すると発表しました。1月20日(月)から3月末まで、山之口SA上り線(宮崎県都城市)にトレーラーハウス風のコワーキングスペース「KIW-Workbox山之口SA」が設けられます。

 コワーキングスペースとは、作業スペースやミーティングルームなどを共有しながら仕事をする施設や空間のこと。発表資料によると、起業家やフリーランス、出張者など様々な職種の人が利用しているほか、いわゆる「テレワーク」の場や、利用者どうしの新しい関係性をつくり出す場所としても注目されているといいます。

 施設内には冷暖房が完備され、ミーティングテーブルや無線Wi-Fi、電源コンセント、モニターディスプレイや各種書籍が設けられます。飲食は可能(アルコールは不可)ですが、睡眠や宿泊はできません。料金は1時間あたり200円です。スマートフォンの専用アプリでクレジットカードを登録し、アプリを通じて利用予約や入退室の管理を行います。なお、いちどに利用できるのは7名までとのことです。

 今回の取り組みは、NEXCO西日本九州支社、宮崎大学 地域資源創生学部、そしてワークスペースのシェアリングサービスを提供する九州アイランドワーク(宮崎市)の3者が共同で実施。「高速道路が持つ多様な可能性を模索すべく、SAを分散型のワークプレイスの一つと捉え、コワーキングスペースを設置することによる新たな移動形成等について、3者で共同研究・社会実験を行う」としています。3月末以降も継続するかは、状況により判断するといいます。

【了】

高速道路初のコワーキングスペース活用イメージ

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