ANA 日本初就航ヴァージン・オーストラリアとタッグ どんな航空会社? マイル提携も
ヴァージン・オーストラリア航空の強みはどこなのか?
ANAの藤村修一専務執行役員によると、日本とオーストラリア間の往訪者は増加しており、2018(平成30)年には年間100万人を突破したとのこと。ANAが運航する羽田~シドニー線、ならびに2019年9月に開設された成田~パース線も搭乗率は好調といいます。しかし、日本のマーケットを見ると、かつての「レジャー目的」のオーストラリア需要は大きく変わっているようです。
「かつては日本人がオーストラリアに訪問するのは、ハネムーンなどの理由が多かったのですが、いまは資源ビジネスの需要が増え、そのマーケットは大きく変わっています。提携によって、オーストラリア国内の乗り継ぎがより便利になれば、大きなオーストラリア大陸をカバーできるようになります」(ANA 藤村修一専務執行役員)
そしてANAは日本初就航となるヴァージン・オーストラリア航空について、高いサービス品質をもつ航空会社と評価します。一方、同席したヴァージン・オーストラリア航空のジョン・マクラウドCCO(チーフ・コマーシャル・オフィサー)は、自社について次のように紹介します。
「我々は、オーストラリアを代表する航空会社のひとつで、年間2400万人のお客様を運んでいます。また、客室乗務員とエコノミークラスの座席仕様について表彰されるなど、高いサービスレベルをもつほか、オーストラリアのなかでは、もっとも欠航が少ない航空会社です。このたびの提携で、日本のお客様は、グレートバリアリーフといったリゾート地など、オーストラリア内の魅力をより体験できるようになると思います」(ヴァージン・オーストラリア航空 ジョン・マクラウドCCO)
なお、ヴァージン・オーストラリア航空によると、この提携の決め手は、2社が航空ビジネスにおいて非常に似た思想を共有していることとしています。同社が日本線に就航させることとなってから、すぐにANAもこの提携に向け動き始めたそうです。
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