路上のパーキングメーター10年で25%減 低い利用率 時代に合った用途へ転換も

路上のパーキングメーターが数を減らしています。もともと路上駐車を抑制するために整備されたものの、いまではコインパーキングも普及し、利用率が低いケースも。撤去後のスペースは別の用途に活用されています。

利用率低下 全廃した地域も

 おもに市街地で見られる路上のパーキングメーターが数を減らしています。2008(平成20)年度に全国で2万882基あったのが、2018(平成30)年度には1万5056基と、10年で4分の1が撤去されました。

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パーキングメーターの例(画像:PAKUTASO)。

 たとえば山形県では、利用の減少にともない、2017年に県内からパーキングメーターが姿を消しました。また名古屋随一の繁華街 錦三地区では、昼間の利用率は低いものの、パーキングメーターが稼働しない夜間、不正に駐車するクルマが目立ち、ほかの交通の妨げになっていることから、廃止が検討されていると報じられています(「中日新聞」2020年1月21日付)。

 パーキングメーターは、いわば合法的な路上駐車のための装置です。各都道府県の公安委員会が定めた「時間制限駐車区間」において、道路の一部を白線で囲ったスペースにクルマを停め、パーキングメーターに所定の「手数料」を払うことで、一定時間内の駐車が許容されます。一般的に300円、60分以内と設定されており、市中のコインパーキングに比べると割安な場合もあります。なお、時間制限駐車区間の手数料収受機には、チケットを発券して車外に貼り出す「パーキングチケット」方式もあります。

 一方、手数料を支払わなかったり、駐車可能時間を超えたり、機械が稼働していない夜間に利用したりすると駐車違反になります。またお金を追加投入し、もう1時間停めるといった連続利用もできません。

 というのも、そもそもパーキングメーターは、駐車場の整備が不十分な場所において、やむを得ない短時間の駐車需要に応じることが、違法な路上駐車の抑制に資するという考えに基づき設置されているからです。昭和の高度経済成長期に登場し、1980年代には運用の拡大が図られました。しかし、いまやコインパーキングも増えており、警察庁は利用の少ないパーキングメーターの撤去を検討することとしています。

【写真】パーキングメーター撤去 自転車レーンにした例

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