深川留萌道 留萌ICまで3月延伸 50kmの事業区間が全通へ 海産物輸送にはずみ
最初の開通から22年で留萌ICまで到達しました。
国土交通省北海道開発局 留萌開発建設部は2020年1月24日(金)、深川留萌道の留萌大和田IC~留萌IC間4.1kmが3月28日(土)に開通すると発表しました。
深川留萌道は道央道の深川JCT(北海道深川市)から北西へ、日本海側の留萌IC(同・留萌市)までを結ぶ総延長49kmの道路です。今回の延伸開通により計画区間の全線が開通します。北海道で計画されている高規格幹線道路で全線開通を迎えるのは、この深川留萌道が初めてです。
留萌市から深川市までの所要時間は、深川留萌道の整備前と全線開通後とを比べると約20分、旭川市までは約30分短縮されるそうです。なお、深川留萌道は深川JCT~深川西IC間を除き、通行は無料です。
留萌開発建設部は深川留萌道の開通効果として、海産物輸送の速達性や定時性の向上、沿線地域から旭川市内に位置する高次医療施設までの搬送時間短縮などを挙げます。特に海産物は、留萌地域産で全国シェアの5割を占めるというホタテの稚貝や、同様に道内水揚げ量の7割を占める甘えびなどについて、道東あるいは東京市場などへの輸送を支援するものとしています。
【了】
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