「超長距離夜行バス」5選 日本最長は?「はかた号」しのぐ片道1110km 所要約16時間も

「はかた号」をしのぐ運行距離の夜行バス路線とは?

 2020年現在、「運行距離で日本最長の夜行高速バス」は、「はかた号」と同じ東京~博多間の路線です。

オリオンバス 8021便/8022便 東京~山口・福岡

・運行距離:約1110km(全国1位)
・運行時間:15時間50分(東京発福岡行き、全国1位)

 オリオンバスは、旅行会社のオリオンツアーが予約を取り扱い、子会社のオー・ティー・ビー(東京都江戸川区)および天領バス(福岡市)、八洲交通(青森市)が運行する高速路線バス。このうち、東京~福岡線8021便・8022便は、天領バスが運行を担当します。運行距離、運行時間ともに「はかた号」を抜いて全国1位となっていますが、所要時間が15時間を超えるのは、途中で新山口駅前を経由するからです。

 車両は、トイレなし4列シート車「のびのびプラス」が充てられます。シート幅46.5cm、シートピッチ96cm、リクライニング角度128度は、4列シート車のなかでもゆったりとした部類に入ります。乗車時からシートをフルリクライニングした状態でスタンバイしているのも、オリオンバスならではといえるでしょう。運賃は最安7000円台から。なおトイレはついていないため、2時間から3時間おきにSA、PAでの休憩があります。

防長交通「萩エクスプレス」 東京~徳山・山口・萩

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防長交通が運行する東京~徳山・山口・萩線「萩エクスプレス」(須田浩司撮影)。

・運行距離:約1001km(全国3位)
・運行時間:14時間39分(萩発東京行き、全国4位)

 防長交通(山口県周南市)が運行する「萩エクスプレス」は、東京と山口県内主要都市を乗り換えなしで結ぶことから、利用者も多い路線として知られています。かつては運行距離が全国2位、運行時間は日本最長でした。こちらも高速道路の延伸や経路変更、他社の新路線の登場などで、日本最長時間の座をほかの路線へ譲りましたが、いまも「本州内の最長距離バス」です。

 車内は、3列独立シート28人乗りのトイレ付き夜行高速仕様。フットレスト、レッグレストを完備するほか、窓側座席には通路と座席を仕切るカーテンも装備されており、長時間移動を快適に過ごせるようになっています。

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コメント

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2件のコメント

  1. 同じ値段かそれ以下ならLCCに流れるわね。
    バス常連者が新幹線に乗り換える事は、余程の事(満席)が無いと乗り換えらんよ。

  2.  ボクは20年ほど前に一度乗ったきりなんだけど、14時間以上の所要時間が全く苦にならないほど快適だったのを覚えている。特に帰りの便ではこのまま鹿児島あたりまで行ってくれないかな、と思ったほど(笑)。次はいつ乗るか分からないけど、これからもずっと走り続けて欲しい。