「超長距離夜行バス」5選 日本最長は?「はかた号」しのぐ片道1110km 所要約16時間も
夜行バス運行時間第2位の路線は意外にも「兵庫~首都圏」
運行時間で日本2位の路線は、意外にも運行距離のうえでは、さほど長くありません。
全但バス「Limon Bus」 TDS・東京~京都・大阪・神戸・姫路・城崎温泉
・運行距離:約750km(全国10位以下)
・運行時間:14時間40分(城崎温泉発TDS行き、全国2位)
※「TDS」は「東京ディズニーシー」の略。
「Limon Bus(リモンバス)」は、旅行会社の神姫バスツアーズ(兵庫県姫路市)が予約を取り扱い、神姫観光バス(同)や全但バス(兵庫県養父市)などが運行する高速路線バスです。このうち、東京~城崎温泉線は、全但バスが隔日で運行。2017年の運行開始当初は東京と兵庫県北部の但馬地方とをダイレクトで結ぶ路線として注目を集めました。途中、京阪神のほか、加古川、姫路などでも乗降を行うため、所要時間は1000km超えの路線に匹敵し、東京方面行きは始発地の城崎温泉を16時40分に発車します。
車両は、レモン色をイメージした黄色の車体に黄色いシートが特徴の4列ワイドシート40人乗りを使用。トイレのほか可動式枕、フットレスト、レッグレスト、充電用USBポートを装備するなど、快適性が重視されています。
西東京バス・伊予鉄バス「オレンジライナーえひめ」 東京(新宿)・横浜~松山・八幡浜
・運行距離:約919km(全国5位)
・運行時間:14時間20分(八幡浜発新宿行き、全国6位)
西東京バス(東京都八王子市)と伊予鉄バス(愛媛県松山市)が運行する「オレンジライナーえひめ」は、30年以上の歴史を持つ老舗路線です。かつては新宿~松山間の運行でしたが、2008(平成20)年9月に愛媛県西部の八幡浜へ延伸、さらに2014(平成26)年11月には横浜へ乗り入れ、運行距離、運行時間とも延びた一方で、利便性も向上しました。
車内は、3列独立シート28人乗りのトイレ付き夜行高速仕様。フットレスト、レッグレスト、コンセント(またはUSBポート)を完備するほか、窓側座席には通路と座席を仕切るカーテンも装備されています。
ちなみに、愛媛側の起点である八幡浜市は大分へ渡るフェリー(別府行きと臼杵行き)が多数運行されており、このバスと組み合わせれば1回の乗り継ぎで東京~大分間を移動できます。時間はかかりますが、繁忙期の飛行機が混み合っている時期などに安く移動する選択肢のひとつとして、検討してみる価値はあるかもしれません。
同じ値段かそれ以下ならLCCに流れるわね。
バス常連者が新幹線に乗り換える事は、余程の事(満席)が無いと乗り換えらんよ。
ボクは20年ほど前に一度乗ったきりなんだけど、14時間以上の所要時間が全く苦にならないほど快適だったのを覚えている。特に帰りの便ではこのまま鹿児島あたりまで行ってくれないかな、と思ったほど(笑)。次はいつ乗るか分からないけど、これからもずっと走り続けて欲しい。