阪神高速「大和川線」3月29日全線開通 湾岸線と松原JCT直結 都心の迂回可能に

大阪市を取り囲む環状道路の南側、つながります!

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阪神高速6号大和川線(鉄砲~三宅西)の位置(画像:阪神高速道路)。

 阪神高速道路は2020年1月28日(火)、大阪府および堺市と建設事業を進めてきた6号大和川線 鉄砲~三宅西間7.7kmを、3月29日(日)16時に開通すると発表しました。これにより大和川線は三宝JCT~三宅JCT間9.7kmの全線が完成します。

 大和川線は堺市と松原市を東西に結ぶ道路で、阪神高速湾岸線や14号松原線、近畿道などとともに、大阪市の近郊を取り囲む環状道路「大阪都市再生道路」の一部を構成します。今回の開通区間はほぼ全線がトンネルで、新たに鉄砲の松原方面出入口と、常磐出入口、天美出入口が、また三宅西出口付近の西行き本線上には三宅西本線料金所が、それぞれ新設されます。

 阪神高速のネットワークは1号環状線から放射状に延びており、そうした路線どうしを行き来する場合、これまでは大阪都心部の環状線を経由する必要がありましたが、大和川線の開通により都心部の迂回ルートが形成されます。

 たとえば、近畿道と西名阪道、阪和道、阪神高速松原線が接続する松原JCTから、大阪湾に面した堺浜地区までの所要時間は、松原線および環状線を使った都心経由ルートで29分かかっていたところ、大和川線経由で16分に短縮します。これにより、奈良県内の製造業が集中する西名阪道沿線地域と阪神港のアクセスも向上し、物流の効率化も期待されるそうです。

【了】

【路線図】「トンネル高速」大和川線の概要

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