戦艦「大和」はオール電化に自動調理器 「厨房の戦闘力」も超弩級だった

世界最大の戦艦「大和」には、2000人以上もの将兵が乗り組んでいました。これだけ大人数の胃袋を満たすために、「大和」では一度に作られる食事の量も膨大で、そのために調理器具も当時、最先端のものを揃えていました。

兵士の憧れ、士官しか食べられなかった「オムライス」

 旧日本海軍では、通常勤務の兵員ひとりあたり、1日約2500キロカロリーと定められており、それに合わせて主食たる麦飯はひとり1日6合、そのほかに汁物と副菜が必ず付くようになっていました。有名なカレーライスもそのひとつです。

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太平洋戦争中の戦艦「ニュージャージー」の艦長室内部の様子。食器やグラスなどが整然と並べられている(画像:アメリカ海軍)。

 兵士は基本的に無料でしたが、士官(准士官含む)以上は有料でした。ただし、市井の食堂のように毎回、食事代を払うのではなく、食材を自腹で購入し、それを乗艦するコックに料理してもらう形でした。

 一応、給料には食料費という形で上乗せされていましたが、様々な事情で物価が高騰することもあり、決して余裕があったわけではないようです。それでも士官になると食事にある程度の自由度が出るため、オムライスなどを食べることができ、それらが兵士たちの憧れになっていたという逸話も残っています。

 とくに戦艦「大和」と「武蔵」は、旧日本海軍の中心的存在として旗艦任務に就いていたため、一層ほかの軍艦や陸上基地よりも豪華な食事が用意されていました。そういった一段高い食事事情が、伝聞もあって「大和ホテル」や「武蔵屋旅館」と揶揄された一因につながったようです。

【了】

【写真】一流の調度品が並ぶ旧海軍戦艦の将官用公室

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子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

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