JR東京駅に「石庭」出現 作庭&坐禅体験も 京都の霊源院住職と造園家がコラボ
鑑賞する角度で見える石の数が変わる?
東京駅の八重洲中央コンコースに「石庭」が出現しています。
これは、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」石庭編キャンペーンの一環として、2020年1月29日(水)から設置されているものです。「龍虎の庭」と名付けられた石庭は、建仁寺塔頭霊源院(京都市東山区)の住職である雲林院宗碩さんと、霊源院の庭園改修を手掛ける中根庭園研究所の中根行宏さん、直紀さん兄弟のコラボレーションにより誕生。31日(金)には3人が出席し、お披露目イベントが開かれました。
「龍虎の庭」は、妙心寺(京都市右京区)所蔵の重要文化財である狩野山楽筆『龍虎図屏風』を参考に、屏風の龍に対して、石を虎、砂を川に見立てた龍虎の姿を表わしているとのこと。南側(屏風の右手側)から庭を眺めると、中国の故事「虎の子渡し」の庭となり、また、鑑賞する角度によって見える石の数が異なるといいます。
石庭「龍虎の庭」の展示は2月15日(土)まで。時間は各日11時から19時までです。2月1日(土)と2日(日)は、一般の人も作庭の体験が可能。8日(土)と9日(日)は作庭に加え坐禅体験も予定されています。
霊源院では、今川義元の生誕500年に合わせて庭園が大規模に改修されます。2月10日(月)から3月8日(日)まで「石庭づくり」の様子が特別公開される予定です。
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