小田急 片瀬江ノ島駅が本格的な「竜宮城」に進化 金箔のイルカ像 約15mの龍

観光地である江の島の玄関口、小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅が、本格的な「竜宮造り」の駅舎になります。旧来の駅舎も竜宮城をイメージしたものでしたが、老朽化などにより建て替え工事中です。どんな装飾がお目見えするのでしょうか。

天井には龍の彫刻 屋根上には金箔のイルカ像など

 神奈川県藤沢市に位置する観光地、江の島の玄関口でもある、小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅は、もともとその竜宮城のような駅舎で知られていましたが、これがさらに本格的な「竜宮造り」の新駅舎に生まれ変わります。

 駅舎の工事は2020年2月現在進行中で、完成は5月が予定されています。2月28日(金)、改札口を移動するなどの工事が完了し、新駅舎の一部供用が開始されました。

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本格的な「竜宮造り」の技法で造られた片瀬江ノ島駅(2020年2月28日、大藤碩哉撮影)。

「竜宮造り」とは社寺などの楼門に見られる技法で、三省堂『大辞林 第三版』には「下部は漆喰しつくいで塗り固め、中央にアーチ型の通路をあけ、上部は木材で軒を組み、入母屋の屋根をのせる。木部を丹や群青(ぐんじょう)などで彩色し、異国趣味が強い」とあります。

 リニューアルされた駅舎はいたるところに意匠が施されており、正面の望楼の窓には天女が描かれ、周囲には金色に輝く龍の像やレリーフ調のオブジェが見えます。また、屋根上には金のしゃちほこならぬ金のイルカ像が5か所に配されています。

 改札口を通り見上げると、天井には約15mにおよぶ龍の彫刻が目を引きます。神奈川県産の杉や檜を使った梁とともにライトで照らされ、木のぬくもりが感じられる空間です。

 なお現在は工事中ですが、改札口の横には巨大な水槽が置かれる予定です。列車を降り出口へ向かって歩くと目の前に見えるようにするといい、江の島の玄関口である駅から観光気分を演出します。

 一連の工事に関して小田急電鉄は「かつての駅舎も竜宮城をイメージするものでしたが、建設から90年が経過し老朽化しており、建て替えを行うことになりました。江の島が『東京オリンピック』のセーリング会場になったことから、観戦で駅を訪れる方にも、遊び心ある装飾を見ていただきたいと思います」としています。

【了】

【写真特集】「竜宮造り」の新・片瀬江ノ島駅舎

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