ミキサー車 なぜグルグル回ってるのか? 通常毎分1.5回転 だが高速毎分13回転もできる
ミキサー車のドラムは現場に到着したら「逆回転」
生コンを運ぶミキサー車が現場に到着した際は、ドラムを逆回転で回し、後部のシュートと呼ばれる樋(とい)から生コンを排出していきます。それが終わったら、ドラム内に残った生コンが固まらないよう、ただちに車両の水タンクの水を使ってドラム内を洗浄するのが基本だそうです。
前出のとおり、ミキサー車にはドラム内で生コンを製造する機能はあるものの、現在は工場で作った生コンを運ぶほうが一般的とのこと。そもそも「ミキサー車」というのは、厳密には「生コンを製造するクルマ」をいい、「攪拌しながら運搬するクルマ」は「アジテーター車」というそうですが、いまはほぼ同一の意味で使われているといいます。
ちなみに、最近ではアイドリングストップ機能を備えたミキサー車もあるそうです。エンジン停止中は、増設バッテリーとモーターによりドラムを適正に回転できるものだといいます。
【了】
フライホイルPTO、つまりはミッションから取り出す遮断式のPTOとは異なり走行中でも荷台の機構を優先しなければならないミキサー独特のエンジン直結の方式
ミキサーでお馴染みのカヤバ工業など先陣切ってアイドルストップに対応した調整回転式など様々あります。
因にミキサーのドラムも容積で積載を算出すればダンプカー番号を取得して砂利の運搬もできます。
但しこの場合に注意しなければならないのは重心がダンプカーより高くなることです、