チャイナエアライン社名変更か JAS ソラシドエア ANA…国内各社の改名事情もいろいろ
「運航便名」や「呼称」を変える少し特殊なパターンも
宮崎県に拠点を構える航空会社、ソラシドエアは2015(平成28)年にスカイネットアジア航空から社名を変えていますが、これは先述のTDAからJASへ変更したケースとは少々、事情が異なるようです。
スカイネットアジア航空は2002(平成14)に運航開始したのち、2011(平成23)から会社名は変えずに新ブランド「ソラシドエア」として自社の飛行機を運航するという、少しユニークな形をとっていました。そののち2015年、ブランドイメージの統一のため運航便に合わせる形で、株式会社ソラシドエアに社名を変更しました。
ANAも会社名「全日本空輸」自体は変えていないものの、公式の呼び名、呼称という点で、実は刷新しています。同社の呼称はかつて「全日空」、英語では「All Nippon Airways」で、機体にもその名前が刻まれてましたが、2003(平成15)年にブランドイメージの観点から呼称を「ANA(エー・エヌ・エー)」に統一、これにあわせて機体塗装のロゴ部分も塗り替えられています。
ただ、同グループの会社に「全日空○○」といった名前が残っているといったように、呼称変更から15年以上たった2020年現在でも、まだかつての名残りが残るところもあるようです。
【了】
コメント