ボーイング747「ジャンボ」はどのような進化を遂げたのか 最初期モデルから見比べる

日本でもかつて主力級の活躍をしていた「ジャンボジェット」ことボーイング747シリーズは、ボーイング社のなかでもロングセラー機です。最初期のモデルから現在の最新モデルまで、どのような進化を遂げたのでしょうか。

大きな進化を遂げた「ハイテクジャンボ」 どこが進化したのか?

 先述の「クラシックジャンボ」シリーズは当時、世界中の航空会社で採用され、これを機に1970年代以降のいわゆる「大量輸送時代」へ突入し、海外旅行の旅客が多くなりました。なお、日本では国際線だけでなく、発着できる便数が限られた国内空港の事情から、国内線にも投入され、そのために改修がなされた型式まで登場しています。

 その後ボーイングは、747-300型機のデザインをベースに、当時の先端技術を惜しみなく投入した進化系「ハイテクジャンボ」、もしくは「テクノジャンボ」と呼ばれる747-400型機を開発、1988(昭和63)年に初飛行をします。

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ブリティッシュエアウェイズの「ハイテクジャンボ」ボーイング747-400型機(画像:Transport Pixels[CC BY-SA〈https://bit.ly/3daaw1P])。

「ハイテクジャンボ」の外観上の特徴は、燃費の良い飛行を行う目的で、主翼先端が上向きに折れているような形で備え付けられた板「ウイングレット」です。2020年現在、ボーイングの多くのモデルで採用されているこのウイングレットですが、ボーイングの民間機で採用されたのは、これが初めてです。

 ベースとなった747-300型機と「ハイテクジャンボ」の見た目の大きな違いは、ウイングレットの有無程度で見分けがつきにくいものの、その中身は別物で、「ハイテクジャンボ」は従来と一線を画していました。

「ハイテクジャンボ」のコックピットは、航空機関士を要さず、パイロットふたりだけでフライトができるように進化、その内装も大小の計器類が多くならぶ「クラシックジャンボ」からハイテク化が進み、6つのカラーディスプレイが搭載された現代的なものになっています。

 客室も「クラシックジャンボ」とくらべ、ひとりあたりおよそ2倍の容積を積める手荷物収納スペースが導入されたほか、トイレもそれまでは水を消毒のうえ、都度再利用する循環式だったのが、「ハイテクジャンボ」は現在、一般的なバキューム式を採用、エコでより清潔なものとなりました。

【写真】「クラシック」と「ハイテク」 B747コックピットを比較

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コメント

1件のコメント

  1. >アッパーデッキと垂直尾翼の距離について、近いほうがより効率の良い飛行につながると判明します。

    垂直尾翼ではなく、主翼(の付け根)。この二つが重なる様にするとエリアルールが改善されて、高亜音速での抗力が低下する。難しい事を書く必要はないのだろうが、嘘は書かないで欲しい。(その為には難しい事も知らないといけないのだけど。)

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