飛行機の国際線 「機内の飲み物」全部でどれくらい積まれているのか ANA北米線の場合

飛行機を利用するとき、とりわけ国際線ではほぼ旅客全員が機内のドリンクサービスを頼みます。1回のフライトでどれくらいの量が積まれているのでしょうか。ANAに長距離国際線の一例を聞きました。

冷たいお茶、ジュース類の量 そしてその合計は…?

 もちろんお酒だけではなく、ジュースやお茶類も搭載されています。

●ジュースやお茶類

・冷緑茶:約45L

・オレンジジュース:約35L

・アップルジュース:約65L

・トマトジュース:約15L

・コーラなどの炭酸飲料:180缶程度

・ミネラルウォーター:約65L程度

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2019年にデビューしたANA最新国際線仕様のボーイング777-300ER型機に設置されている「バーカウンター」(2019年7月、伊藤真悟撮影)。

 そして、それぞれのサイズはワインが1本750ml、ビールや炭酸飲料が1本350ml、日本酒類はおおむね4合瓶で1本あたり720mlです。ハードリカー類は先述のとおり銘柄によって容量に大きな開きがあるものの、たとえばこれを100本が50ml、30本が700mlとして試算すると、すべて合わせてアルコール類が約198L、ジュースやお茶類が約288Lとなり、あわせて約486Lの量が積まれている計算になります。

 これに加え、機内で作るスープやホットコーヒーなどのホットドリンクや、食事の際に配られるペットボトルの水などもあります。

 これらドリンク類は、提供数量に制限はないものの、飛行機は気圧の関係でお酒が回りやすいこともあり、飲みすぎには注意が必要です。CA側も「ここの乗客がどれくらい飲んでいるか」という点には常に気を払いつつ、提供数量には制限がないなかでも、トラブルを起こさないようコントロールしているそうです。

【了】

【表】ANA長距離国際線のドリンク搭載例をイッキ見

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