旅客機の正確な駐機 いつもどうやっているの? パイロットの技量だけじゃない工夫

空港に着陸した旅客機は駐機場へと向かいますが、ほとんどのケースで駐機場の所定の停止位置へピタリと止まります。パイロットの技量だけではなく、空港側にもプロの技術者がいて、またそれ専用の装置もありました。

一般的なのはマーシャラーを用いた方法

 目的地の空港に着陸した旅客機は、それぞれ定められた駐機場へと向かい、そこで乗客を降ろし次のフライトを待つ、というのが一般的です。

 この駐機の際、多くの駐機場の路面には、たとえばボーイング777型であればこの位置、737型機であればこの位置、といったように、モデルことに停止位置が定められ、一般的に黄色い線でそれが記されています。駐機する位置が定められているのは理由があり、乗り降りに使う搭乗橋(ボーディングブリッジ)や電源設備などを機体に装着するとき支障が生じないようにするためです。

Large 20200525 01
駐機状態のエアバスA350型機。停止位置を示す横線にピッタリ止まっている(2019年、乗りものニュース編集部撮影)。

 そして、そこにピタリと止めるのは、もちろん卓越した技術をもつパイロットの職人技もありますが、それだけはありません。旅客機のコックピットは死角が多く、多くのモデルでは停止する際、コックピットから停止位置がほぼ見えない状態が一般的です。そのようななか、円滑に駐機できるよう、空港側にもそれを助ける工夫が備わっています。

 2020年現在、もっとも一般的なのは、マーシャラーという地上支援スタッフが、旅客機に対して停止位置を指示する方法「マーシャリング」です。

 旅客機が駐機するとき、停止位置の延長線側に専用車「マーシャリングカー」などを停め、そこから、マーシャラーがしゃもじのようなパドルや、サイリウムのようなマーシャリングライトを使って、パイロットに対しスピードや左右のずれ、停止位置などを指示します。

【写真】Q400、B737、A320…それぞれ違う駐機位置

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. 「じゃもじ」ではなく、ご飯をよそる「しゃもじ」の事だと思いますが、どうしてもこのワードに辿り着けません。

    • ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス