京阪神のJR特急300円でOK 「期間限定チケットレス特急券」で通勤時間帯の分散乗車促進

「はるか」「サンダーバード」などが対象です。

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関西空港と大阪・京都方面を結ぶ特急「はるか」(2014年7月、恵 知仁撮影)。

 JR西日本は2020年5月28日(木)、通勤時間帯の分散乗車を促す取り組みとして、京阪神を走る在来線特急の指定席を格安で利用できる「期間限定チケットレス特急券」を設定すると発表しました。

 同社は新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、時差通勤や在宅勤務を呼び掛けています。このなかで、利用の多い通勤時間帯の東海道本線・山陽本線(JR京都線、JR神戸線など)では、分散乗車促進の一環として、在来線特急の普通車指定席を定期券とあわせて利用できる「期間限定チケットレス特急券」が発売されます。

 利用期間は6月1日(月)から30日(火)までの平日。対象列車・区間は通勤時間帯に走る特急「はるか」(草津~天王寺)、「サンダーバード」(近江今津~大阪)、「スーパーはくと」(京都~大阪、新大阪~姫路)、「はまかぜ」(大阪~姫路)、「らくラクはりま」(同)です。

 所定額(通常期)は、たとえば京都~大阪間が1190円、大阪~姫路間が1520円ですが、「期間限定チケットレス特急券」は一律300円。5月31日(日)からJR西日本のインターネット予約サービス「e5489」で発売されます。定期券との併用が条件です(フレックス定期券を除く)。

 なお、発売期間中の対象列車の普通車指定席は、利用を一定レベルに抑えるため、販売の上限が定員の5割程度に設定されます。

【了】

【表】「期間限定チケットレス特急券」の区間と値段

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