海上自衛隊で最多使用の艦名「くろしお」 旧日本海軍では駆逐艦 戦後は民間潜水艇にも

海上自衛隊は、自衛艦の艦名を旧国名や山岳名、河川名などから命名していますが、そのなかには旧日本海軍でも使われたものが複数あります。そのため艦名のなかには、通算すると4回も使用されているものがあります。

戦後最初の「くろしお」は海自初の潜水艦

 旧日本海軍にて「黒潮」は1代限りで終わりましたが、太平洋戦争後に誕生した海上自衛隊においては最多の命名回数を誇ります。

 海上自衛隊において最初に「くろしお」と名付けられたのは、戦後初めて日本が保有した潜水艦です。

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海上自衛隊初の潜水艦「くろしお」の原型であるアメリカ海軍の潜水艦「ミンゴ」(画像:アメリカ海軍)。

 海上自衛隊は1954(昭和29)年7月1日に発足しました。前身の海上警備隊および警備隊時代から、対潜水艦訓練は在日アメリカ海軍の潜水艦に支援を仰いで実施していましたが、訓練の都度アメリカ海軍に協力依頼を出すのは手間であり、なおかつアメリカ海軍のスケジュールの方が優先されるため直前にキャンセルされることもあり、その調整は厄介でした。

 そこで、自前の潜水艦を保有しようという機運が海上自衛隊発足前から高まっており、アメリカ側に中古潜水艦の貸与要請を出した結果、1955(昭和30)年初頭にアメリカ側からOKが出ます。

 こうして同年8月15日、カリフォルニア州サンディエゴにおいて、引き渡された中古潜水艦は「くろしお」と名付けられました。2代目の誕生です。

「くろしお」は、もともと太平洋戦争中に就役したアメリカ海軍のガトー級潜水艦「ミンゴ」で、日本側に引き渡された時点で就役から12年が経過していました。そのため、海上自衛隊での運用は11年ほどと短いものでした。

「ミンゴ」改め「くろしお」は、1966(昭和41)年3月まで運用されたのち、サンディエゴでの引き渡しからちょうど15年後の1970(昭和45)年8月15日、除籍されアメリカに返還、2年後の1972(昭和47)年2月、長崎県佐世保市において解体されました。

【写真】旧海軍の駆逐艦「黒潮」よりヘビー おやしお型潜水艦の4代目「くろしお」

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コメント

2件のコメント

  1. 誰ですか!谷風やあさしおが力士の名前に由来とか言ってるのは?

    • 海外にも、軽巡洋艦「雷電」とか ・・・

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