国道56号「中村宿毛道路」7月全線開通 四国「8の字道路ネットワーク」南端部
事業開始から44年、ついに全通!
国土交通省四国地方整備局 中村河川国道事務所は2020年6月5日(金)、国道56号「中村宿毛道路」の平田IC~宿毛和田IC間(高知県宿毛市)7.6kmを、7月5日(日)17時に開通すると発表しました。
高知県四万十市と宿毛市を結ぶ中村宿毛道路は、今回をもって、23.2kmの事業区間が全線開通します。高松道や徳島道、松山道、高知道などとともに、四国の高規格道路網「四国8の字ネットワーク」を構成する自動車専用道路と、四万十市街地の交通混雑を緩和する一般道路からなります。
今回の全線開通により、四万十市~宿毛市間の円滑な交通確保と、道路冠水などによる通行止めの解消が図られるといいます。両市間の所要時間は、全線未整備の段階と比べ、約12分、短縮されるそうです。
中村宿毛道路は1976(昭和51)年に事業着手し、2002(平成14)年から部分開通を重ねてきました。44年越しの全線開通により、「四国8の字ネットワーク」の整備率は73%になるとのこと。ただし中村宿毛道路の前後区間は、ほかの高規格道路とつながっていないほか、高知道および松山道までのあいだには、事業化していない区間も存在します。
【了】
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