煙に包まれた車内がみるみる晴れる! 大型バス換気能力のすごさ 国交大臣も実感

都道府県をまたぐ移動自粛解除「不安を払拭したい」

 実験が行われた6月19日(金)には、新型コロナウイルス感染拡大防止のために政府が要請していた「都道府県をまたぐ移動の自粛」が解除されました。赤羽大臣は実験を通じ、「貸切バスについては安全対策が行き届いていると実感した」としつつ、いまだ観光に出かけること、公共交通を利用することに不安を覚える人もいるため、その不安を払拭していきたいと話します。

「観光は各地の経済にとって重要な産業です。まずは近場の旅行から始まると思いますが、8月には『Go Toトラベル』事業でフル稼働し、地方経済の再生に資するよう取り組んでいきます」(赤羽国土交通大臣)

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日野自動車から換気について説明を受ける赤羽国土交通大臣(2020年6月19日、中島洋平撮影)。

 また、公共交通ではマスクを着用し、会話を控えることや、窓を開けるなどの車内換気、そしてテレワークや時差出勤への協力を、国民へ改めて呼び掛けるとしています。

 ちなみに、今回参加した東都観光は、新型コロナウイルス対応の初期段階で、中国・武漢からチャーター機で到着した人々を、一時宿泊施設となった千葉県内のホテルまで送り届けました。会見のなかで赤羽大臣は「バス業界としても『協力はしたいけど、しにくい』というなかで、大変なご尽力をいただいた」と、東都観光へ感謝を述べました。

【了】

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