建機ファン垂涎?の日本酒「建機盛」とは 一般販売なし そもそも「飲む」ためじゃない?

ラベルや化粧箱に建設機械のシルエットがズラリ並んだ、「建機盛」という日本酒があります。なぜこのようなお酒が誕生したのでしょうか。一般販売はされておらず、ちょっと特殊な用途にも用いられています。

ラベルもパッケージも建機が満載

 瓶のラベルや化粧箱などは、キャタピラー三菱(当時)の独自デザインだそうで、当時の同社が自社製品の写真を用意し、外部のデザイン会社に依頼する形で生まれたとのことでした。

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建機盛の化粧箱のアップ(光雄工機撮影)。

 このような経緯で生まれた「建機盛」、一般販売はしていません。当然ながら、積極的にPRする商品ではないため、知る人ぞ知るレアな銘柄になったようです。

 最後に、「建機盛」をつくっている山陽鶴酒造に建設機械が好きな社員はいるのかと聞いたところ、本永さん自身がファンとのこと。動画サイトで建機の動く姿を眺めるのが好きなほか、建機のラジコンを子どもにプレゼントするほどだそうで、「建機盛」を作っていることに誇りを持っているということでした。

 なお、お酒を飲んで自動車や建設機械などに乗ることは、たとえ私有地であっても控えましょう。

【了】

【写真】車種名わかる? 無数の建機が並ぶ「建機盛」の瓶ラベル

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子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

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