三陸沿岸道 未開通区間17km一挙開通 岩手県内130kmつながる 全通は繰り延べに

全通「2020年度内」から変更の見込みです。

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三陸沿岸道の宮古中央JCT~田老真崎海岸IC間、宮古中央IC~宮古港IC間が開通する(画像:東北地方整備局)。

 三陸沿岸道(三陸道)の宮古中央JCT~田老真崎海岸IC間(岩手県宮古市)17kmが、2020年7月12日(日)16時に開通します。

 三陸沿岸道は仙台から八戸まで、三陸海岸沿いを縦貫する道路で、東日本大震災の復興事業として整備が進められ、これまで359kmのうち271kmが開通しています。今回の区間開通により、岩手県内は陸前高田市から宮古市を経て田野畑村まで、約130kmがつながります。

 なお今回は、三陸沿岸道路に接続する宮古盛岡横断道路の宮古中央IC~宮古港IC間4.0kmも同時開通し、宮古港から盛岡、仙台、八戸方面への自動車専用道路が直結する形です。

 一方、国土交通省東北地方整備局によると、2020年度末とされていた三陸沿岸道路の全線開通は、翌年に繰り延べられる可能性があるそうです。岩手県北部、普代村~野田IC間のトンネル工事が、崩れやすい地質のため工程に遅れが生じているためで、今後も同様の状況が続いた場合、この区間の開通時期を「2020年度末」から「2021年内」に変更するとしています。

【了】

【地図】三陸沿岸道の整備状況 全通は遅れる見込み

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