引退時まで行先表示は幕 スカートなし 東急8500系の8606編成の廃車作業が公式動画に
2020年5月に引退した東急8500系8606編成について、同社が公式YouTubeチャンネルで動画を公開しています。8606編成は、行先表示が幕タイプだったほかスカートが未装備など、最後まで登場時に近い姿でした。
行先表示は幕タイプ スカートも未装備
東急8500系電車のうち、特に古い編成として残っていた8606編成が2020年5月11日(月)に引退しました。廃車作業や方向幕回転の様子を、東急電鉄が同社の公式YouTubeチャンネルで配信しています。
8500系は1975(昭和50)年、新玉川線(現・田園都市線の渋谷~二子玉川間)と営団(現・東京メトロ)半蔵門線への乗り入れ用として登場しました。その後1991(平成3)年まで量産が続き、田園都市線の主力車両になります。
今回、動画で紹介されている8606編成は東急電鉄の車両で最後まで、行先表示がLEDではなく旧来の幕のままでした。そのほか連結器周りのスカート(排障装置)が未装備であり、登場時の姿に近い編成でした。
廃車される車体に使われているステンレスは、今後の新車に再利用されるといいます。
【了】
東急もこの車両には、思い入れがあったのかね。