東関東道の延伸 どこまで進んだ? 未開通区間に「休憩施設」整備へ

開通すれば「成田空港~茨城空港」もアクセス容易に。

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潮来ICに近い前川地区の工事状況。橋梁の下部工工事が進んでいる(画像:常総国道事務所)。

 国土交通省関東地方整備局およびNEXCO東日本関東支社は2020年8月28日(金)、第2回となる「東関道水戸線(潮来~鉾田)事業連絡調整会議」を開催、事業の進捗状況などが確認されました。

 東京から千葉方面に伸びる東関東道は、さらに千葉県成田市、茨城県潮来(いたこ)市などを経て北関東道に接続する茨城町JCT(茨城県茨城町)へ通じる計画で、うち潮来IC~鉾田ICのあいだ約31kmが未開通のままです。この区間が開通すれば、鹿島港や茨城港、成田空港、茨城空港などの交流拠点を結び、陸・海・空の広域交通ネットワークを形成するとされています。

 潮来IC~鉾田IC間の用地取得進捗率は約95%、埋蔵文化財調査率は約97%とのこと。工事については現在、水路を横断するための函渠(かんきょ)や調整池、地盤改良、また一部では橋梁(きょうりょう)下部工、上部工なども施工中ということです。

 また、同区間に休憩施設を設ける必要性が前回の会議で確認され、今回、ほぼ中間にあたる茨城県行方(なめがた)市域の麻生IC~北浦IC(いずれも仮称)間が、その設置候補箇所とされました。具体的な位置や休憩施設の形態などについては、引き続き検討するとされています。

【了】

【画像】東関東道延伸部の概要/休憩施設の検討位置

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コメント

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1件のコメント

  1. > 開通すれば「成田空港~茨城空港」もアクセス容易に。
    開通して航空旅客がみんな成田に流れたら茨城空港不要論が...。