リタイ屋の梅(メカミリイラストレーター)の記事一覧
Writer: リタイ屋の梅(メカミリイラストレーター)
1967年生まれ。「昭和30~40年代の自衛隊と日本の民間航空」を中心に、ミリタリーと乗りもののイラスト解説同人誌を描き続ける。戦後日本史も研究中。
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戦闘機に「栄光」ヘリに「はつかり」 実は存在する自衛隊機の日本語愛称 浸透しなかったワケ
自衛隊の航空機には「ファントム」や「イーグル」「コブラ」などの愛称がつくものがあります。しかし昭和の時代には国民に親しみを持ってもらおうと、自衛隊が独自に漢字やひら仮名表記の愛称を細かく設定したことがありました。
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海底から蘇った老艦「わかば」の離島救出大作戦 水不足のSOSに「樽」大量輸送
約7000の島からなる日本。水道完備は人口の多い島に限られ、いまも井戸水や雨水に頼っている離島は少なくありません。過去には伊豆諸島で深刻な水不足が起きたことも。そこに救いの手を差し伸べたのが、一度沈没したオールド自衛艦でした。
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空自 浜松広報館「エアーパーク」の展示が大幅入れ替え 貴重な機体どうなる? ルーキーも
航空自衛隊の広報展示施設である浜松広報館、いわゆるエアーパーク浜松が2021年に大規模リニューアルするとのこと。リニューアルの内容と、その前に見ておくべきポイントをピックアップしました。
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日本初の実用ジェット機「T-1」のスゴさ YS-11の先輩 米英ソ+旧軍機の技術で豪州も注目
いまから60年以上前に初飛行した航空自衛隊のT-1練習機。同機は日本が戦後初めて独自に開発した実用ジェット機でもあります。オーストラリア空軍も注目した「日の丸ジェット」の経緯を振り返ります。
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日本版「クリスマス・ドロップ」 海自ヘリS-51が結んだ絆 「ヘリのおじさんありがとう」
毎年12月になると南太平洋の島々に対して援助物資の空中投下、いわゆる「クリスマス・ドロップ」が行われています。同じようなことを60年以上前、発足当初の海上自衛隊も日本国内で実施していました。いったいどんな“作戦”だったのでしょう。
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なぜあった? 50年前の池袋西武に超本格的ヘリポート お歳暮は「ベルちゃん」で即日配送
高度経済成長期、垂直離着陸できるヘリコプターは次世代の交通機関として注目されます。そのころ、池袋駅に隣接して建つ西武百貨店に管制塔も備えた本格的なヘリポートが開設され、「ヘリでお歳暮輸送」も行われました。
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東京~札幌2時間半「夜行飛行機」なぜ消えた 運賃も夜行列車並み 庶民の味方だった
夜行バスや夜行列車はよく聞きますが、夜行飛行機は国際線や貨物便でない限りあまり聞いたことがありません。しかし、前回の東京オリンピックのころには国内線の夜行便は当たり前のフライトだったようです。
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戦後復興を支えた「トレーラーバス」なぜ消えたのか 小回り抜群 100人乗っても大丈夫!
近年、2つのバス車体がつながっている「連節バス」が主要都市で増えていますが、1950年前後には似て非なるものとして、全国で「トレーラーバス」というものが走っていました。一体どのようなものだったのでしょう。
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焼け跡に降った毛布やミルク 自衛隊初のパラシュート「物量投下」 なぜ奄美で実施?
1958(昭和33)年の年の瀬、大火に見舞われた奄美大島に、空中からパラシュートを使って物資が投下されました。自衛隊初となった、任務としての「物量投下」は、はるばる東京から飛んできたC-46輸送機によって行われました。
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「ライオンを輸送せよ」 前代未聞のミッションに挑んだ空自のC-46輸送機
航空自衛隊の輸送機は、民間では運ぶことが稀な実弾や装甲車などを運搬しています。しかし、過去には自衛隊員ですら運搬に細心の注意が必要な猛獣を空輸したことがありました。いったいどのようなミッションだったのでしょう。