宮武和多哉(旅行・乗り物ライター)の記事一覧
Writer: 宮武和多哉(旅行・乗り物ライター)
香川県出身。鉄道・バス・駅弁など観察対象は多岐にわたり、レンタサイクルなどの二次交通や徒歩で街をまわって交通事情を探る。路線バスで日本縦断経験あり、通算1600系統に乗車、駅弁は2000食強を実食。ご当地料理を家庭に取り入れる「再現料理人」としてテレビ番組で国民的アイドルに料理を提供したことも。著書「全国“オンリーワン”路線バスの旅」など。
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葛飾区「新金線の旅客化」本当に可能? 貨物線の旅客転用は課題山積 現地で感じた「壁」
葛飾区を南北に貫く貨物線「新金線」を、旅客鉄道として活用する構想が進んでいます。川に分断され南北の道路が貧弱な沿線にとっては悲願ですが、周囲の踏切や再開発の事情があり、実現は容易ではありません。
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鉄道高架橋が事務所や住居に… 名古屋「南方貨物線」の奇景 国鉄の一大未成線
名古屋市南部の住宅地の一画に、車両がまったく走っていない鉄道の高架橋が点々と続いています。民間に売却されて住宅、倉庫、ゴルフの打ちっ放しなど様々に活用されている「南方貨物線」。その、運に見放された歴史をたどります。
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「ベタ踏み坂」なぜできた? 湖の上45mで県境またぐ橋 背景に「前身の橋」と航路の歴史
島根県と鳥取県境にまたがる湖「中海」の上を、「江島大橋」がまたぎ越えています。アプローチの急勾配は軽自動車のCMで「ベタ踏み坂」と表現され有名になりましたが、実は「前身の橋」も存在した、地域にとって不可欠な橋です。
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なぜ少ない「駅ラーメン」 駅そばより不利なワケ 実は全国に存在する名店
「駅そば」は改札内に多く見られますが、「駅ラーメン」だと、そこまで多くはありません。しかしその分、駅ラーメンの世界は、駅そばのように「ホームで」「サッと食べられる」にとどまらない多様性に満ちています。
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「日暮里・舎人ライナーを埼玉へ」は現実的か 県知事熱望 検討3ルートで解決できぬ課題
東京都足立区の北端部まで走る「日暮里・舎人ライナー」を、埼玉県側に延伸するプランが打ち出されています。3案あるルートの現地をそれぞれ歩いてみると、いずれのルートでも解消できない問題が浮かび上がってきました。
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あと鉄道さえあれば… 武蔵村山モノレール延伸に熱視線 東京唯一「鉄道ない市」どう変化
東京都で唯一「鉄道がない市」武蔵村山市に、多摩都市モノレール延伸計画が進んでいます。モノレールが通る幹線道路、新青梅街道の拡張が進む一方で、バス路線は新青梅街道以外を走っている状況。モノレールは何を変えるのでしょうか。
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箱根駅伝を路線バス乗り継ぎでたどる【湘南・箱根】 バスと「山の神」どっちが速い?
2021年は無観客開催となった「箱根駅伝」、その100km以上にもおよぶコースを、路線バスでたどってみました。バスの座席からランナーの気分でコースを「走って」みましょう。3区から5区は、長い徒歩区間や、バスの「山の神」も待っています。
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箱根駅伝を路線バス乗り継ぎでたどる【東京~横浜】 「花の2区」市バスでごぼう抜き!
2021年は無観客開催となった「箱根駅伝」、その100km以上にもおよぶコースを、路線バスでたどってみました。バスの座席からランナーの気分でコースを「走って」みましょう。まずは「花の2区」まで。
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なぜ多い? 駅弁「とりめし」「かしわめし」 九州から全国へ 100年ベストセラーも
全国の駅弁で一定の勢力を占めているのが、いわゆる「とりめし」で、とりわけ九州では「かしわめし」の名で昔から親しまれています。鶏、玉子、海苔の3色に彩られたとりめし・かしわめし、なぜ駅弁でポピュラーになったのでしょうか。
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実現へ前進「富士山LRT」 5合目が近すぎちゃってどうしよう? 「冬も富士観光」課題も
昔から検討され続けてきた「富士山への登山鉄道」が現実味を帯びつつあります。道路に線路を敷設する「富士山LRT」という具体的なかたちが見えてきましたが、実現すれば富士山に関わる人々の生活も一変する可能性があります。