種山雅夫(元航空科学博物館展示部長 学芸員)の記事一覧
Writer: 種山雅夫(元航空科学博物館展示部長 学芸員)
成田空港隣の航空科学博物館元学芸員。日本初の「航空関係専門学芸員」として同館の開設準備を主導したほか、「アンリ・ファルマン複葉機」の制作も参加。同館の設立財団理事長が開講した日本大学 航空宇宙工学科卒で、航空ジャーナリスト協会の在籍歴もある。
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製造1.5万機以上! 傑作飛行機「DC-3」メガヒットにはカラクリが “純正機”は実はごくわずか?
かつてあった航空機メーカー、ダグラス社の傑作機「DC-3」は、1万5000機以上のメガヒットを記録しました。ただ、これにはちょっとしたカラクリが。この機の軌跡を見ていきます。
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ソ連の傑作輸送機「An-12」、わずか9分の初飛行からどう大成? 姉妹機は×だったのに
旧ソ連のアントノフ設計局が手掛けた輸送機のなかで、傑作機となったもののひとつとなったのが、An-12です。この機の初飛行はわずか9分。そこからどうヒット機になったのでしょうか。
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ウクライナ産「先進的すぎた輸送機」の顛末 驚愕スタイルのエンジン、実は高スペック?
アントノフ設計局が手掛けた輸送機「An-70」は、斬新な方式のエンジン「プロップ・ファン」を搭載し初めて飛んだユニークな輸送機です。どのような機体で、そのメリットは何だったのでしょうか。
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「ジャンボ機」はなぜ半世紀も売れ続けた? 「ボツになった輸送機案」→鮮やかな大逆転の経緯
半世紀以上、製造されてきたボーイング社のロングセラー機「747」は、実は“ボツ案“から大逆転を収め、スターダムへのし上がった旅客機です。その経緯はどのようなものなのでしょうか。
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特徴は「何とも不安なフォルム」…? 東ドイツ初のジェット旅客機が“迷機”となったワケ でもなぜこの形に?
「VEB152」は、ドイツ初のジェット旅客機で、分断されていた東ドイツが生み出した最初の旅客機でもあります。この外形は「旅客機っぽくない」ユニークさが特徴。それはなぜで、どのような経緯をたどったのでしょうか。
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「ホンダジェット」成功の秘密は異形ルックスにあり? 「翼の上にエンジン」どんな利点でナゼ?
自動車メーカーとして有名なホンダが手掛けた民間機「ホンダジェット」は、現在ヒット機として快進撃を続けています。ここに至るまで、どのような経緯を辿ったのでしょうか。
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伝説の超音速旅客機「コンコルド」 劇的な幕切れの背景とは “スピード全振り”も退役の一因?
いまや伝説の超音速旅客機「コンコルド」は、どのようにして“最後のフライト”を迎えたのでしょうか。運用が終了した理由とともに、初飛行から退役まで27年を振り返ります。
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日本では激レア機!? ボーイング唯一のはぐれ者“720”の伝説 兄の“707”そっくり…違いは?
ボーイング社が初めて開発した旅客機「707」には、少しユニークな派生型「720」というモデルが存在します。この機は「707」と何が違い、どういった経緯で開発されたのでしょうか。
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なぜ特異スタイルに? ANAも導入のロッキード「トライスター」 お尻に“くねったエンジン”の3発機
ANAも導入したL-1011「トライスター」は、ロッキード社が最後に開発した旅客機です。実はこの機は、最初は特徴的なルックスではなかったようです。どのような経緯で開発されたのでしょうか。
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形も能力もまさに“怪鳥”! 旧ソ連「最速のプロペラ旅客機」はどう誕生? 異形も高スペックゆえ
「世界でもっとも速いプロペラ旅客機」として知られているツポレフ設計局の「Tu-114」は、その能力ゆえ、ユニークな形状を持っているのが特徴です。どのような機体なのでしょうか。