関 賢太郎(航空軍事評論家)の記事一覧

Writer: 関 賢太郎(航空軍事評論家)

1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。

  • 自衛隊オスプレイ導入 真に議論すべきだったこと

    自衛隊への導入が進められている垂直離着陸輸送機「オスプレイ」。それについて「欠陥である」、また「島嶼防衛の切り札である」といった論調が見られますが、議論すべき本質はそこではなく、加えて実態以上に政治問題化されてしまったため、本当にすべきであった議論がなされなかったかもしれません。

  • 魔物「マクハリ・ターン」 エアレース選手を苦しめた千葉の空

    今年5月に、日本で初めて開催された「レッドブル・エアレース」。その選手たちは「マクハリ・ターン」に苦しめられ、唯一の日本人パイロット室屋選手もそれで失格。涙をのみました。この「マクハリ・ターン」を制するものが千葉の空を制す、といっても過言ではないでしょう。

  • 日本初開催「レッドブル・エアレース」 その楽しみ方とは?

    5月16日と17日に千葉市で開催される、飛行機を使った「レッドブル・エアレース」。日本では初開催のため、なじみが薄いかもしれません。「世界最速のモータースポーツ」と呼ばれるこのレース、どんなところがスゴく、またどこに注目すると、それをより楽しめるのでしょうか。日本人選手も参戦しており、その活躍も期待されます。

  • 陸自が導入予定のオスプレイ、欠陥論は根拠なし 別にある真の課題

    垂直離着陸が可能な航空機「オスプレイ」を、アメリカ政府は日本へ売却する方針を固めました。このオスプレイには「欠陥だ」「危険だ」とする見方もありますが、実は根拠がありません。オスプレイの短所は、まったく別のところにあります。

  • 空中給油も編隊戦闘も可能に 最先端ドローン事情

    首相官邸に飛ばされるなど、注目を集めているドローン。元々は軍用の無人航空機を指す言葉で、実戦では100年前から使われていました。また軍用ドローンは技術の進歩がめざましく、アニメのような戦闘がいま、現実的になりつつあります。

  • 空母「遼寧」は帝国海軍「鳳翔」? 中国は大海原で何をしたいのか

    4月のG7外相会議でも示された、中国の海洋進出に対する懸念。はたして中国は何を目的に、何をしようとしているのでしょうか。軍の装備面でもいま、その布石が着々と打たれています。

  • 「中国の零戦」誕生も? 予算激増、中国ステルス機

    中国で開発されている2機のステルス戦闘機。ただちに日本などにとって脅威になる可能性は低いと考えられますが、将来的にはどうなのでしょうか。「メイドインジャパン」も、かつては粗悪品の代名詞だったことがあります。

  • ヘリ空母「いずも」 根拠が乏しいF35搭載論

    3月25日に就役した海上自衛隊の護衛艦「いずも」について、「空母」ではないか、戦闘機F35の運用も可能ではないか、といった議論が起きています。しかし「いずも」と日本の状況を考えると、そうした議論はあまり意味が無いかもしれません。

  • 「開発の事実なし」純国産ステルス機 別にある日本の狙い

    開発が始まると報道された日本の純国産ステルス戦闘機。しかし本当に実現できるのか、疑問の声も上がっています。防衛省も「開発する方針を固めた事実はありません」とコメント。ただ「心神」など、日本が戦闘機関係の技術開発を行っているのは事実。いったいどういうことなのでしょうか。そこには日本の「ある目的」が見えてきます。

  • 戦艦「武蔵」は墓標、文化遺産との声 難しいその引き上げ

    3月3日に、フィリピン沖のシブヤン海で発見されたという戦艦「武蔵」。注目を集めていますが、実は「武蔵」だけではなく、それ以外にも多くの戦艦が海に沈んでいます。また話題になっているその引き上げについても、様々な問題があるようです。

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