月刊PANZER編集部の記事一覧
Writer: 月刊PANZER編集部
1975(昭和50)年に創刊した、40年以上の実績を誇る老舗軍事雑誌(http://www.argo-ec.com/)。戦車雑誌として各種戦闘車両の写真・情報ストックを所有し様々な報道機関への提供も行っている。また陸にこだわらず陸海空のあらゆるミリタリー系の資料提供、監修も行っており、玩具やTVアニメ、ゲームなど幅広い分野で実績あり。
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裏方専業の「工作艦」はなぜ米軍に狙われたのか 旧海軍「明石」が脅威たりえたワケ
旧日本海軍で、いわゆる戦闘艦を支える裏方の役割を担っていた工作艦「明石」は当時、アメリカ軍にとって「重要目標」だったといいます。実際のところ、そう認識されてもおかしくないほどの、ハイスペックを誇った艦でした。
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異形の戦車「Sタンク」 砲塔など不要! スウェーデンの「未来戦車」は何を目指した?
「戦車」はその黎明期こそ試行錯誤が見られたものの、WW2後はおおむね定番のスタイルに収束していきました。ところが1960年代、スウェーデンが完成させた通称「Sタンク」は、定番から外れる異形で、新機軸を盛り込んだものでした。
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総火演に「19式装輪自走155mmりゅう弾砲」初登場 陸自の内情チラ見えなその特徴とは?
夏の終わりの陸上自衛隊恒例行事「富士総合火力演習」にて、「19式装輪自走155mmりゅう弾砲」の試作品が初披露されました。従来の155mmりゅう弾砲などとの比較から、陸上自衛隊が目指すものや、その内情などが垣間見えます。
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半ば国王の趣味! 陸自61式戦車がヨルダンへ 退役済みながら日本戦車初の中東派遣
すでに退役している陸上自衛隊の61式戦車が、ヨルダンの戦車博物館へ貸与という形で贈られました。防衛装備庁によると「両国の友好の証」とのことですが、実はヨルダン国王の個人的趣味という側面も大いにあると見られます。
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大和型戦艦の豪華設備は贅沢だったのか? 「ヤマトホテル」「武蔵屋旅館」にようこそ
「ヤマトホテル」「武蔵屋旅館」と揶揄されるほど、旧日本海軍の戦艦「大和」および「武蔵」は冷房をはじめ艦内設備が充実していました。とはいえ乗員の贅沢のために設けられたものではなく、そこにはもちろん、それが必要な理由がありました。
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バーティゴも体験 日本とASEAN、初の空軍パイロット交流会実施 その本当の目的は…?
ASEAN各国の空軍パイロットたちが、航空自衛隊の視察と交流のために来日しました。航空医学実験隊の各種施設やC-2輸送機の物料投下見学など、まるで大人の修学旅行ですが、大事なところではとても真剣な表情を見せていました。
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「不沈」「不死身」とうたわれた旧軍重巡「青葉」の最期 3度の大破も生き残った幸運艦
「大破」の辞書的意味は「修理できないほど大きく破損すること」となりますが、旧海軍の重巡「青葉」は、3度の大破を経験しつつも沈まず呉へ帰りつきました。中曽根康弘元首相も乗り組んでいた「青葉」の航跡を追います。
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旧日本海軍戦闘機「紫電改」が「改」に至ったワケ 飛行艇メーカー起死回生の陸上機
旧日本海軍の「紫電」「紫電改」は、川西航空機(現・新明和工業)が設計、製造した陸上戦闘機です。飛行艇のメーカーとしていまなお名を馳せる同社が、大きく勝手の違う陸上機開発に着手した理由と、成功するまでの紆余曲折を追います。
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まるでハリネズミ! 発見された旧海軍重巡「摩耶」が主砲を下ろしてまで目指したもの
旧日本海軍の重巡洋艦「摩耶」といえば、まるでハリネズミのように装備された対空火器で知られます。とはいえその姿は、竣工当初に期待された役割とは大きく異なるものでした。時勢に翻弄された「摩耶」の航跡を追います。
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戦艦+空母=最強? を実際にやった「航空戦艦」、旧海軍「伊勢」「日向」の一部始終
ラーメンも軍艦も「全部のせ」が最強かどうかは議論の分かれるところですが、飛行機も飛ばせる戦艦、あるいは超ド級艦の主砲も撃てる空母という艦を実際に造り、実戦投入したのは旧日本海軍だけでした。航空戦艦「伊勢」「日向」のお話。