白石 光(戦史研究家)の記事一覧
Writer: 白石 光(戦史研究家)
東京・御茶ノ水生まれ。陸・海・空すべての兵器や戦史を研究しており『PANZER』、『世界の艦船』、『ミリタリークラシックス』、『歴史群像』など軍事雑誌各誌の定期連載を持つほか著書多数。また各種軍事関連映画の公式プログラムへの執筆も数多く手掛ける。『第二次世界大戦映画DVDコレクション』総監修者。かつて観賞魚雑誌編集長や観賞魚専門学院校長も務め、その方面の著書も多数。
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「魚雷にロケットつけて空飛ばせ!」と思ったワケ 水中よりも好都合!? 60年現役のベストセラー兵器に
第2次世界大戦後、高性能化し続ける潜水艦に対抗するためにアメリカは魚雷の高速化、長射程化を考えます。その結果、なんとロケットで空を飛ぶ魚雷が誕生しました。しかも高性能だったので、海上自衛隊も採用し世界的にも普及しました。
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大型爆撃機を空母から「片道出撃」もう戻ってこれない 米海軍が採った驚きの方法 どうにか積みたかった巨大爆弾とは?
開発当初の核爆弾はとても大きく、当時の空母艦載機には搭載できない兵器でした。しかし、なんとかして運用したかったアメリカ海軍は驚くべき方法で核爆撃機を空母に搭載します。その機体は発艦できても着艦は無理なシロモノでした。
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これぞ “沈黙の艦隊” ? 人呼んで「幽霊艦隊」&「骸骨乗組員」有事になったらゾロゾロ蘇る!?
世界最大の海軍力を誇るアメリカには、「幽霊艦隊」と呼ばれる一群が存在するとか。ハワイのパールハーバーにも配備されているそうですが、普段はまず話題になりません。しかも、戦争になると艦が「姿を消す」ようです。
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魔改造の限りを尽くした「スーパー戦車」最後は救急車に!? 「骨の髄まで使い倒す」精神で成長を遂げた軍事大国
イスラエルは建国当初、合法非合法問わずM4「シャーマン」戦車をかき集め、ひたすら改造して使いました。その結果、同国の改造型は「究極のシャーマン」と呼ばれるほどだとか。しかも戦車で使えなくなっても第2形態に変身させたそうです。
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後ろ向きプロペラ+ジェットエンジン 異形すぎる “ツイン動力” 爆撃機 どんどん奇抜に!?
航空機が急速に進化した第2次世界大戦において、高速性を追求した爆撃機としてダグラス社が開発したのがXB-42です。ただ、この機体は一般的な飛行機とは明らかに異なるデザイン。しかも、その後さらに奇抜な方向にへとむかってしまいます。
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「後ろ向きの主砲どうやって使う?」対戦車自走砲「アーチャー」前後あべこべがむしろイイ!その理由
第2次大戦でドイツの強力な戦車に対抗しようと、イギリスが生み出した対戦車自走砲「アーチャー」は、コンパクトな車体に長砲身の強力な砲を組み合わせるため、砲塔を前後逆にしちゃったとか。でも、その方が使い勝手よかったそうです。
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「超ド級」の意味知ってますか? 世界の“技術革命”な軍艦3選「国家戦略」すら塗り替えた!?
歴史に名を残す軍艦は、武勲をあげた船だけではありません。技術的な見地から、大きな足跡を残したものも。そこで、20世紀に生まれた軍艦で、エポックメイキング的に世界から注目を集めた軍艦を3つ選んでみました。
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前翼付きは「震電」だけじゃない! 米英も開発した異形の戦闘機「エンテ型」結局どうなったのか?
旧日本海軍が終戦直前に初飛行させた試作機「震電」は、エンジンとプロペラを機体後部に付けた、特殊な形状をしていました。しかし、同時期に同じような機体は他国でも開発されていました。それらは一体どうなったのでしょうか。
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かつてのライバル戦闘機ニコイチで誕生! メッサーの血を引くスペイン機が今も“戦い続ける” ワケ
スペイン生まれの戦闘機HA-1112「ブチョン」は、ドイツの名機メッサーシュミットBf109と似ています。なぜ似ているのか、実はそこに出自の秘密が隠されていました。しかも実戦経験は皆無なのに、「とある戦場」では大活躍しているそうです。
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目的は「闇に紛れて飛ぶ」ほとんど“スパイ作戦専用”な軍用機があった! ただ、めちゃ遅い!
一般に飛行機はスピードが速く、航続距離が長い方が高性能とされます。しかし第2次世界大戦中、低速ながら重用されたイギリス機がありました。しかも同機は戦局を左右しかねないほどの重要任務に投入された可能性もあったようです。