稲葉義泰(軍事ライター)の記事一覧
-
現代の「海賊」って何なの? 自衛隊も海保も戦う「人類共通の敵」に複雑な定義が必要なワケ
現代の「海賊」は、創作物で描かれるような目立つ格好はしていません。加えて条約や法律で細かく定義されているといいます。なぜ、そこまで明確に定める必要があるのでしょうか。
-
「PAC-3をアメリカへ輸出」=安保政策の大転換! 輸出強化が“日本の抑止力”につながる? 何がどう変わるのか
2023年12月、日本政府が防衛装備移転三原則を改正するとともに、アメリカに対して地対空ミサイル「PAC-3」を輸出すると発表しました。これは単なる自衛隊装備の輸出ではなく、日本政府の安全保障政策が大きく変わった瞬間でもあります。
-
「無差別ミサイル攻撃から民間船を守る」作戦に日本なぜ参加せず? 護衛艦は派遣していても“無理” 世界はどう見る?
インド洋の西端、紅海で武装勢力の無差別なミサイル攻撃に対処するための国際的な護衛作戦が始まろうとしています。ただ、日本は参加しない模様です。同海域には海上自衛隊の護衛艦も派遣されているのに、なぜなのでしょうか。
-
国産潜水艦、初輸出なるか? カナダが日本の最新鋭艦に熱い視線 要件ピッタリ?
カナダでは2023年現在、新型潜水艦の導入計画が進行中です。ただ、同国特有の事情から、どうも海上自衛隊が運用する最新の潜水艦、たいげい型に注目しているとか。初の日本製潜水艦の輸出につながるのでしょうか。
-
「オスプレイ」は欠陥機なのか? 生産終了報道の真相 “ポスト・オスプレイ”まもなく出るぞ!
アメリカ軍のV-22「オスプレイ」が日本で墜落し、その直後、生産終了の話が報じられて話題になりました。「不具合や事故が多いため」とも言われていますが、生産終了の理由は実際のところ、至極まっとうなものです。
-
「ミサイルいきなり飛んできた」日本の自衛艦は撃ち落せる? 米駆逐艦は迎撃 ただ“直接狙われてない”けども
海上自衛隊の護衛艦も活動するアフリカ沖の紅海で、アメリカ海軍の駆逐艦がミサイルを迎撃しました。ミサイルは武装組織から発射されたと思われるものの、詳細は不明。同じようなことが起きた時、自衛艦は撃ち落とせるのでしょうか。
-
「弾道ミサイルじゃないんですが…」北朝鮮の“ロケット”発射が平和利用でもダメな理由 他国はOKでも
北朝鮮が衛星打ち上げ用のロケットを発射し、日本に緊張が走りました。しかし同国以外では、日本含め何回も打ち上げています。弾道ミサイルではない平和利用のロケットもダメと言われるのは、なぜなのでしょうか。
-
「箱の中からミサイル発射!」コンテナにしか見えない新発射システム 戦術を一変か? 自衛隊にも大きな影響が
アメリカ海軍が画期的な戦闘システムの実射試験に成功しました。このコンテナ型のミサイル垂直発射システムMK 70が本格配備されると、海戦のみならず陸戦も含めて戦闘の様相が一変するかもしれません。
-
「うちもやられました」中国軍機の挑発飛行は見境なし? 北朝鮮船を監視中のカナダ機も標的 国防省に状況聞いた
中国軍の戦闘機が危険な飛行をするのは、対アメリカ軍機に限らないようです。その1週間ほど前にはカナダ軍機も同様の被害に遭っていました。しかも中国本土からだいぶ離れた場所で。詳細をカナダ国防省に聞きました。
-
沖縄の米海兵隊が一変! 新編「海兵沿岸連隊」これまでとナニ違う? 日本の安全保障にも影響大なワケ
沖縄に駐留するアメリカ海兵隊の第12海兵連隊が、第12海兵沿岸連隊に改編されます。それはインド太平洋地域で島嶼戦闘を考慮するからだとか。従来とどう変化するのか、組織や装備、戦い方などについて見てみます。