ミリタリーの記事一覧
-
現場が恐れた“危険な電気機関車”EF13形 資材節約しまくった「戦時設計」が長生きしたワケ
あらゆる工業製品に材料の節約、いわゆる「省力化」が求められた太平洋戦争下の日本。新型電気機関車もその例外ではありませんでした。しかし、機関士に危険視されたほど粗悪な作りの省力型電気機関車EF13形は、意外にも戦後に長く生き延びることになるのです。
-
兵装てんこ盛り… 重巡洋艦「摩耶」竣工-1932.6.30 後に主砲撤去し“防空”巡洋艦へ
旧日本海軍の重巡洋艦「摩耶」が1932年の今日、竣工しました。太平洋戦争の初戦は、南方と北方の両方で作戦を支援し善戦。中盤、空襲で大破すると、以降は対航空機を意識し、主砲を撤去してまで高角砲や対空機銃を増強しました。
-
戦車の主砲大型化ふたたび? 対ロシアで求められる能力向上 独新型戦車の130mm砲より大きく?
ウクライナ侵攻以降、ロシアに対抗すべく戦車の能力向上が求められています。そうしたなか発表されたドイツの新型戦車は主砲に130mm砲を搭載。しかし、これより大きい砲が主流となる可能性もあり、主砲の大型化に再び注目が集まっています。
-
リアル合体/変身メカ「ボクサー」装甲車の装軌型ついに爆誕! その実際のところは?
少年の心をくすぐるワード「合体」「変身」を体現したかのような現用兵器である装輪装甲車「ボクサー」のラインアップに、ついに装軌式、いわゆるキャタピラで走るタイプの試作車が登場しました。その特徴や意図などを見ていきます。
-
戦争? 侵略? ウクライナでの戦いはどう呼ぶのが正しいの? 呼称から見えるものも…
ロシアによるウクライナでの戦闘行為を表現するにあたり、「戦争」「侵略」「侵攻」など、国やメディア、発言者ごと表現にバラつきが見られます。その点に注目すると、この件に対する各々のスタンスが透けて見えるかもしれません。
-
朝鮮戦争支えた国鉄「レッドボール・エクスプレス」とは 日本最大の軍事輸送は“戦後”に
1950年6月25日、北朝鮮軍の奇襲で朝鮮戦争がはじまりました。米韓軍を中心とした国連軍が北朝鮮軍と戦うため、日々消費される膨大な物量を支えたのは、兵站基地となった日本の鉄道輸送網でした。
-
「氷川丸」=“軍艦氷川”って? シアトル航路のセレブ船から戦場へ 波乱の生涯
北米シアトル航路に投入され、現地の人々にも好かれた貨客船「氷川丸」。現在は産業遺産として横浜市の山下公園に係留され静かな余生を過ごしていますが、戦争中は海軍病院船として幾多の危険な航海を乗り越えてきました。
-
幾度となく主力艦を護衛 駆逐艦「磯風」進水-1939.6.19 最期は「雪風」による“介錯”
旧日本海軍の駆逐艦「磯風」が1939年の今日、進水しました。真珠湾攻撃から水上特攻まで多くの海戦に参加し、そのたびに戦艦「武蔵」や空母「大鳳」など主力かつ大型艦の最期に立ち会ってきました。