旧日本陸軍の記事一覧
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おかえり「一式双発高等練習機」故郷の立川へ 国内現存唯一の旧軍機がたどった79年 今後は?
かつて十和田湖に69年間沈んでいた旧軍機「一式双発高等練習機」が生まれ故郷の東京立川で展示されました。主催者は製造元だった立川飛行機の後進企業。今後は、他の機体も含めた保存施設の整備も構想しています。
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戦車のようで戦車じゃない 戦車の代わりに歩兵を助けた“豆戦車”「九四式軽装甲車」
第2次大戦前、旧日本軍は主力戦車であった八九式中戦車の補助を目的として2人乗りで履帯式の豆戦車を開発しました。諸事情で「戦車」ではなく「装甲車」と名乗りましたが、日中戦争ではその小さな兵器が大きな働きをしました。
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現存唯一「三式中戦車」の激レア余生 赤羽で発見され映画出演が舞い込む その後は?
近年、技術遺産として維持・保管の機運が高まりつつある旧日本軍戦車。国内にわずかに残る旧日本軍車両のなかにあって、レア度などから存在感が際立つ「三式中戦車」がたどった戦後の運命を振り返ります。
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「五式戦闘機」「マスタング」…急造品なのに高性能を発揮したWW2期戦闘機4選
戦時中、間に合わせで兵器を急造するといったケースはしばしば見られるものです。間に合わせゆえ粗悪品ばかりかと思いきや、時には思わぬ力を発揮するものが現れることも。WW2期の、そうした航空機を見ていきます。
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旧日本陸軍 海軍にもない高性能クレーン船を運用…なぜ? 「蜻州丸」建造への経緯
潜水艦や空母などを独自に開発、建造していたことでも知られる旧日本陸軍ですが、実は海軍ですら持っていないような、高性能な特殊起重機船(クレーン船)をも建造し運用していました。名前は「蜻州丸」、その数奇な運命をたどります。
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川崎航空機はなぜ液冷エンジン? 旧陸軍戦闘機「飛燕」などに見る「カワサキ」のDNA
戦時中の日本軍機はエンジンの先端が平らな空冷エンジンを採用した機体が多く見られます。欧州機のように先端の尖った液冷エンジンは技術的問題もあり少数派だったのです。そして陸軍で唯一、液冷機を開発していたのが川崎航空機でした。
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戦車が装備した信号機 何のため? 旧軍の九七式中戦車に見る3色灯のナルホドな実用性
現代の戦車にも見られる砲塔上のカラーランプ、実は旧日本陸軍の戦車にも同様の装置が搭載されていました。それは赤・黄・緑色の組合せから「信号灯」と呼ばれて、夜間や無線封鎖時の通信手段に使われていたのです。
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実は後ろ向きが前だった? 日本戦車の砲塔機関銃 取付位置が不思議なワケ
戦前戦中において日本の主力戦車であった八九式中戦車や九七式中戦車では、砲塔の後部に主砲とは逆に向く形で機関銃を装備していました。一見すると、後方の警戒用にも見えますが、実はある状況ではそちらが正面になりました。