歴史の記事一覧
-
東海道・山陽新幹線「0系」どんな車両だった? 初代新幹線の特徴は 食堂車、光った鼻
丸みを帯びた流線型の先頭が印象的だった、東海道・山陽新幹線の0系電車。営業運転の最高速度が世界で初めて210km/hに到達した新幹線の初代車両です。その後に続く新幹線車両の基礎を作りました。
-
川を買って路面電車通りに 駅と甲子園球場、甲子園線を生んだ阪神電鉄の「大きな賭け」
高校野球の舞台として知られる阪神甲子園球場の横を、かつて路面電車が走っていました。そして、その路面電車が開業するたった数年前、道路はそのまま川だったのです。川と原野を巨額で買収したのは、阪神にとって大きな賭けでした。
-
明治通りの広い空き地、何のため? 総武線と京葉線つなぐ「幻の貨物線」その将来は
明治通りの一部には道路の拡張用地のような空き地が連なっています。もともとは貨物線を建設するために確保された土地。現在は貨物列車ではなく路面電車のような小型の車両を走らせる構想が浮上していますが、実現していません。
-
栄光の「チーム・ロータス」とその黄昏 英の名門F1チームが日本企業ロゴをまとうまで
2011年に勃発した、F1のチーム名「ロータス」を巡る混乱は、若い世代にはあまりピンとこないものだったかもしれません。歴史に名を刻むかつての「チーム・ロータス」を、タミヤ本社ギャラリーに展示された2台のマシンから振り返ります。
-
戦前にもあった新幹線計画「弾丸列車」工事の名残を東海道に訪ねてみた
かつて「弾丸列車」と呼ばれた、東京~下関間を結ぶ高速鉄道の計画がありました。戦時中に中止されて幻に終わったものの、在来線の改良と私鉄の延伸計画に影響を与えながら戦後の東海道新幹線の布石に。その名残を訪ねてみました。
-
横浜中心部の「戦争遺跡」旧平沼駅 京急線の高架にその痕跡を探す
京急本線の横浜~戸部間に存在した平沼駅は、駅廃止後、横浜大空襲により被災。その後長らく屋根の骨組みなどが残っていましたが、老朽化により撤去されてしまいました。現在、高架下から駅跡は確認できるのでしょうか。
-
見覚えある色使い…異形の飛行機、エアバス「スーパーグッピー」と日本のほのかな縁
原型機はB-29爆撃機、機体色はかつて日本の空でしのぎを削った航空3社の一角そのもの……見た目の異形さで知られる「スーパーグッピー」ですが、フランスの現存機は、直接には皆無ながらもほのかに日本と縁のある機体でした。
-
「不沈」「不死身」とうたわれた旧軍重巡「青葉」の最期 3度の大破も生き残った幸運艦
「大破」の辞書的意味は「修理できないほど大きく破損すること」となりますが、旧海軍の重巡「青葉」は、3度の大破を経験しつつも沈まず呉へ帰りつきました。中曽根康弘元首相も乗り組んでいた「青葉」の航跡を追います。
-
米英艦艇を次々粉砕! フランス製「エグゾセ」が空対艦ミサイルの代名詞となったワケ
フランスの「エグゾセ」ミサイルは、日本でも比較的、広く知られる存在といえるでしょう。ほかの同国製兵器の知名度がさほど高くないという要素もありますが、この変わった名前のミサイルに限って有名なのには、もちろん理由があります。
-
空前絶後の6輪車! F1の光景を何度も変えたチーム「ティレル」と「P34」を振り返る
約70年におよぶF1の歴史には数多のチームがその名を刻みますが、全チームのマシンの姿をコロッと変えてしまうような、エポックメイキングな発明をなしたチームは限られます。そのひとつである「ティレル」と6輪車「P34」を振り返ります。