歴史の記事一覧
-
「孤独の女王」独戦艦「ティルピッツ」は役に立ったのか? 欧州北方鉄壁の引きこもり
「砲艦外交」という言葉があるように、「戦艦」の役割のひとつはその存在感を誇示することです。WW2期、スカンジナビア半島北端のフィヨルドに引きこもりつつイギリスをいら立たせた独戦艦「ティルピッツ」も、その例に洩れません。
-
装備は鉄槍! こん棒! 敗北寸前イギリスもやってた「槍で爆撃機を撃ち落とせ」の実態
戦時中の日本をおおむね揶揄する意味合いで引き合いに出される「竹槍訓練」、実はイギリスも、上空にドイツの爆撃機が飛んでいるなか、ボランティア(志願兵)部隊に鉄槍を支給していました。なぜそのようなことになったのでしょうか。
-
復活「多摩湖駅」 なぜ西武は3線も多摩湖へ向かっているのか 物語る「競合」の歴史
西武遊園地駅が「多摩湖駅」に改称されます。ただ、1979年まで多摩湖駅だったため、実質“復活”です。ところで、多摩湖周辺へは西武鉄道の多摩湖線、狭山線、西武園線が延びていますが、なぜ3路線も湖を目指したのでしょうか。
-
新幹線より遅いけど「高速鉄道」なぜ? 会社名&路線名の謎
東葉高速鉄道や埼玉高速鉄道のように、社名や路線名に「高速鉄道」と付けた事業者がいくつか存在します。しかしどこも新幹線ほどの高速運転はしていません。なぜ「高速鉄道」なのでしょうか。英訳すると違いが明確に分かります。
-
歩兵はライフル銃で戦車と戦えるの? 「対戦車ライフル」の歴史とその子孫
現代の「対物ライフル」は、元をたどれば対戦車火器として誕生したものです。戦車の装甲に対し歩兵が携行できるサイズのライフル銃、初期はともあれやがて通用しなくなりますが、装甲を貫くことだけが戦い方ではありませんでした。
-
この冬いつものCMがない… 転換点を迎えた「ガーラ湯沢駅」の生い立ちと未来
「ぜんぶ雪のせいだ。」など、印象に残るキャッチフレーズを繰り出してきた「JR SKISKI」のCMが今年はありません。しかしスキー場と最寄りのガーラ湯沢駅は営業中です。開業から30年、コロナ禍も相まってこの地は転換点を迎えています。
-
覚えてる?「シュプール号」 スキー場へ直結した国鉄~JRの臨時列車 なぜ消滅したのか
国鉄時代末期、スキーヤー向け臨時列車「シュプール号」が誕生しました。第3次スキーブームを支え若者たちにも支持されましたが、その後時代の流れとともに姿を消しています。背景には、ブーム沈静化に加え、様々な理由が浮かび上がります。