深水千翔(海事ライター)の記事一覧
Writer: 深水千翔(海事ライター)
1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。
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【21世紀最初の観艦式】東京湾で米軍艦とロシア軍艦が肩を並べた ― いまでは考えられない“奇跡の1日”
2002年、海自創立50周年を記念し、東京湾で初の国際観艦式が開催されました。世界11か国17隻が参加し、米ロ大型艦が並ぶ歴史的な光景が日本で実現したのです。世界が今ほど緊張していなかった、在りし日の一幕を振り返ります。
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世界初になる「自動運航の“フェリー”」に乗った! 車の自動運転と全然違う! 「海の銀座」瀬戸内海でレベル4相当
国際両備フェリーの「おりんぴあどりーむせと」に自動運航機能が搭載され、デモが公開されました。2025年度中には世界初となる、一般客を乗せた状態での自動運航を目指します。
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「中国が9割を握る重要素材」を国産化へ 目指すは“深海” 驚きの次世代探査システムも“ぜんぶ国産開発”その最前線とは?
中国が9割のシェアを握り、関係次第で安定供給への大きなリスクが生じるレアアース。その国産化に向け、AUV(自律型無人探査機)を用いた次世代の深海調査システムの開発が進行中。海だけでなく「空のマシン」も作って深海に挑みます。
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失意のうちに日本を去った「元JRの最新高速船」が“韓国”でデビュー! “日本船だらけ”の中を本気走り!?
かつて博多~釜山航路に就航していた日本の「クイーンビートル」が、韓国のクルーズ船「パンスターグレイス」として生まれ変わりました。特異な赤いトリマラン(三胴船)で楽しむクルーズで見られたのは「日本のフネだらけ」な光景でした。
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「関西人がサンマを食べられるのはこのフェリーのおかげ!?」 新造船デビュー「日本海の最長航路」の“強み”とは?
新日本海フェリーが舞鶴―小樽航路に21年ぶりとなる新造船「けやき」を投入しました。個人旅行のニーズに応えた客室や、物流の「2024年問題」に対応する設備を備え、大きな期待が寄せられています。
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ミサイルも魚雷も無し!? 初の新ジャンル自衛艦「OPV」とは? “武装貧弱”でも日本に必須なワケ
防衛省の新艦種「哨戒艦」が横浜市のJMU磯子工場で2025年11月13日、2隻同時に進水しました。艦名は「さくら」と「たちばな」。哨戒艦とは、どういうコンセプトを求めた船なのでしょうか。
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高層ビル並みの巨大貨物船、これでも「ハンディサイズ」って!? 想像を絶する「ばら積み船」の世界 デカけりゃいいでは決してないワケ
常石造船で新型のバルカー(ばら積み船)「PAIWAN DIAMOND」が進水しました。全長180mの巨大な船ですが、それでもバルカーの世界では「ハンディサイズ」に分類されます。バルカーの「サイズ感」って、どうなっているのでしょうか。
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自衛隊輸送力のカギ “PFI船舶” がアップデート! 「ナッチャンWorld」→「ナッチャンNEO」で何が変わる?
自衛隊の海外派遣や大規模輸送を支えるPFI船舶「ナッチャンWorld」が、まもなく新たに「ナッチャンNEO」へ更新される予定です。長年自衛隊の海上輸送を担ってきた同船が刷新されることで何が変わるのでしょうか。
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新日本海フェリー新造船「けやき」ついに公開! レストラン2つ、露天風呂&サウナ!? 「海のホテル」でゆく日本海最長1061km
新日本海フェリーの新造船「けやき」がお披露目。日本海の最長航路「舞鶴-小樽」に投入される21年ぶりの新造船は、やや小さな船体となった反面、設備はかなり豪華になりました。
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いよいよ「水素エンジンの大型船」続々登場へ! “化石燃料へ回帰”でもむしろ安くなる? 国内3社で世界をリード
川崎重工業、ジャパンエンジンコーポレーション、ヤンマーパワーソリューションの3社が、舶用水素エンジンの陸上運転に成功しました。ゼロエミッション船の実現に向けた国産技術の大きな前進として注目されます。