突如明かされた米空軍の新戦闘機 ウワサの「デジタル・センチュリーシリーズ」か?

アメリカ空軍が、これまでにない新しい戦闘機開発の手法によるものと見られる技術実証機の飛行実験に成功したことを明らかにしました。従来の戦闘機開発を一変するかもしれないこのコンセプト、航空自衛隊も他人事ではなさそうです。

次々と発表された「センチュリーシリーズ」のように…その利点は?

 アメリカ空軍は1954(昭和29)年から1959(昭和34)年までの5年間に、F-100、F-101、F-102、航空自衛隊にも採用されたF-104、そしてF-105、F-106という、6種類の戦闘機を就役させており、これらは「センチュリーシリーズ」と呼ばれています。

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センチュリーシリーズのF-104。航空自衛隊にもF-104J/DJとして採用されている(竹内 修撮影)。

「デジタル・センチュリーシリーズ」は、デジタル設計技術と最新の製造技術を駆使して、おおよそ8年ごとに、その時点の最新技術を盛り込んだ新戦闘機を戦力化し、すでに就役している戦闘機はおおよそ16年程度で退役させるという構想で、デジタル技術の活用により、センチュリーシリーズに近い周期で新戦闘機を開発し戦力化していくというコンセプトです。

 ローパー次官補は、このデジタル・センチュリーシリーズには3つの利点があると述べています。

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センチュリーシリーズのF-105。核爆弾の搭載も想定した戦闘攻撃機で、ベトナム戦争では空対空戦闘で苦戦を強いられた(竹内 修撮影)。

 現在のアメリカは中国を最大の脅威と位置づけており、その中国は第5世代戦闘機のJ-20を戦力化し、さらにその先を行く第6世代戦闘機の開発に着手していると公言しています。また戦闘機に限らず、中国の新兵器の開発と戦力化の速度はアメリカを凌ぎつつあります。

 そのような中国でも8年おきに新戦闘機の開発と戦力化を続けていくことは困難であると見られており、ローパー次官補は3つの利点のひとつとして、アメリカ空軍がデジタル・センチュリーシリーズのコンセプトを採用すれば、戦闘機の分野で常に中国に対して優位に立つことができると述べています。

【画像】これがNGADの技術実証機か 米空軍創設記念日の「意味深画像」

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