突如明かされた米空軍の新戦闘機 ウワサの「デジタル・センチュリーシリーズ」か?

アメリカ空軍が、これまでにない新しい戦闘機開発の手法によるものと見られる技術実証機の飛行実験に成功したことを明らかにしました。従来の戦闘機開発を一変するかもしれないこのコンセプト、航空自衛隊も他人事ではなさそうです。

すでに飛んでいた米空軍 次世代戦闘機の技術実証機

 2020年9月15日(火)、アメリカ空軍のウィル・ローパー調達開発担当次官補が、アメリカ空軍のF-15C/D戦闘機とF-22A戦闘機の後継と位置づけられている次期戦闘機「NGAD(Next Generation Air Dominance:次世代制空戦闘機)」の技術実証機が、すでに飛行していたことを明らかにしました。

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ロッキード・マーチンが公式Webサイトに掲載している次世代戦闘機のイメージ画像(画像:ロッキード・マーチン)。

 ローパー次官補は、技術実証機がどのような戦闘機か、どのメーカーが開発したのか、いつごろ初飛行を行なったのかといった点は一切明らかにしていませんが、VR(仮想現実)などのデジタル設計開発技術と最新の製造技術を駆使したことで、技術実証機に要求される性能が決定してから1年足らずで初飛行にこぎつけた、と述べています。

 アメリカ空軍は2010年代初頭から、F-15C/DとF-22Aの後継機の検討を行なってきました。しかし、開発するのであればどのような戦闘機とすべきなのか、新規開発をしなくてもF-35の能力向上でまかなえるのではないか、そもそも有人戦闘機を新規開発する必要があるのか、といった様々な意見が出された結果、空軍部内ではコンセプトをまとめきれていませんでした。

 こうした事態を受けローパー次官補は2019年10月に「デジタル・センチュリーシリーズ」という、従来とは大きく異なる戦闘機の開発および調達のコンセプトを明らかにしていました。今回、同次官補が述べたNGADの技術実証機は、デジタル・センチュリーシリーズのコンセプトに則って開発されたものと見られています。

【画像】これがNGADの技術実証機か 米空軍創設記念日の「意味深画像」

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