名物路線が相次ぎ消滅 全国「2020年10月廃止の路線バス」 かつての鉄道代替バスや絶景路線も

各バス事業者が2020年10月に行うダイヤ改正により、多くのバス路線が姿を消します。そのなかには、かつて鉄道として運行されていた幹線バスや、驚くほどの秘境、狭い道を走る路線も。どのような路線であったのかも振り返ってみましょう。

北海道の長大な名物路線が廃止へ 『ルパン3世』舞台への路線も

 北海道では、荒々しい海沿いを行く名物路線や区間が廃止されます。

●函館バス「檜山海岸線」(部分廃止)

・廃止区間:熊石病院前~大成学校(北海道八雲町~せたな町)

 北海道の道南地方で、日本海側の海岸線を北上していた函館バスの路線が一部廃止となり、渡島半島の西側海岸を路線バスで乗り継ぐことができなくなります。廃止されるのは731系統(江差バスターミナル~大成学校前)のうち北側、熊石病院前~大成学校前間で、これにより約20kmバス路線が途絶えてしまうのです。

 この路線の魅力は、何と言ってもその車窓に尽きます。 廃止となる区間の多くで西側に広がる日本海の波は夏でも激しく、バスの車内まで届く海鳴りと潮風は、どんな絵画や音楽よりも荒々しい形相を見せてくれます。また沿線には「親子熊岩」「奇岩雲岩」などインパクトのある岩礁や地形が多く、海岸線を照らす夕映えの素晴らしさは筆舌に尽くしがたいものがあります。余談ですが筆者はこの周辺を歩いていた際、地元の方から唐突に鮭を丸々1本もらうなど、とても情けに厚い地域でもあります。

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大成学校に停まる函館バス。ここで乗り継ぎできるようになっていた(2014年5月、宮武和多哉撮影)。

●くしろバス「霧多布(きりたっぷ)線」(部分廃止)

・廃止区間:子野日公園~霧多布温泉ゆうゆ(北海道厚岸町~浜中町)

 北海道ではその他にも、釧路市内やJR浜中駅から太平洋に突き出た岬の浜中町霧多布を結ぶ、くしろバス霧多布線の浜中町内の区間が廃止となります。この路線は『ルパン3世』の原作者として知られるモンキー・パンチさんが浜中町出身ということもあって、とても目立つルパン仕様のラッピングバスが投入されていました。

 霧多布の一帯は2007(平成19)年にテレビ放送されたスペシャルシリーズ第19作『ルパン三世 霧のエリューシヴ』で、ルパンと魔毛(マモー)が死闘を繰り広げた舞台でもあります。市街地には建物やマンホールなども「ルパン仕様」で、街全体が観光名所・聖地でもあります。10月以降、霧多布方面へのバスは浜中町の町営バスとして路線の規模を縮小し運行、また釧路から霧多布方面へのバスも、途中の厚岸町までは運行されるそうです。

★★西鉄など鉄道代替路線も 2020年10月廃止の様々なバス路線 写真で見る★★

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コメント

2件のコメント

  1. 函館バスの廃止区間は、バス事業もやってる東ハイヤーの

    デマンドバスが引き継ぐことが発表されており、これに触れず

    > 約20kmバス路線が途絶えてしまう

    はちょっと違う。

  2. 冒頭から事実と異なっている。

    阪急バスの阪北線は全線廃止ではなく途切れ途切れになるだけ路線そのものは残る。それに梅田ー箕面の直通路線は平日ダイヤなのだから,ラストは4日(日)ではないのでは。

    ちゃんとバス会社に取材するとか社史をみるとか、しっかりと調べて記事にしてほしい。ファンサイト(閉鎖済み)には,日本ではじめて(深夜割増をとらない)深夜バスが運行された路線と書かれていた。それくらい特徴のある路線なのだし,こうやって記事に残るんだから,ちゃんと取材してほしい。

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