海自いずも型護衛艦「艦首改造」に予算…どういうこと? F-35B運用に向け大改造開始!

海上自衛隊のいずも型護衛艦が空母化するにあたり、艦首の形を変更することが明らかにされました。アメリカ海兵隊のワスプ級のようになるとのことですが、写真を見れば一目瞭然、納得の理由がありました。

もうひとつの手「スキージャンプ台」はというと…

 カタパルトを持たない空母や強襲揚陸艦からF-35Bを発艦させる際に、滑走距離を少しでも短くするには、イギリス海軍のクイーン・エリザベス級空母のような、いわゆる「スキージャンプ台」を増設するという方法もあります。

 しかしいずも型はクイーン・エリザベス級と異なり、喫水線下の艦首部に対潜水艦戦用のソナーを搭載しています。このソナーを撤去せずにスキージャンプ台を増設すると、艦の前部の重量が大きくなってしまい、艦の安定を損なう可能性がありますし、改修にかかる経費や時間も大きくなります。

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イギリス海軍空母「クイーン・エリザベス」のスキージャンプ台から発艦するF-35B(画像:ロッキード・マーチン)。

 おそらくこれらの理由から、海上自衛隊はいずも型の改修計画が盛り込まれた現防衛大綱の発表時点から、スキージャンプ台の増設には否定的な見解を示してきました。このため海上自衛隊はいずも型の艦の安定を保ち、改修にかかる経費と時間を低減するため、艦首の形状変更を選択したのではないかと筆者(竹内 修:軍事ジャーナリスト)は思います。

 いずも型の改修は令和2(2020)年度から開始されており、まず5年に1度行なわれる定期修理に入った「いずも」から、飛行甲板の耐熱性強化や電源の増設といった改修が行なわれています。「いずも」は当初から2回に分けて改修が行なわれる計画で、艦首の形状変更は令和6(2024)年度末の、次回定期修理の際に行なわれる予定となっています。

「かが」は当初、令和3年度の定期修理で一括改修される計画となっており、艦首の形状変更は令和3年度末に予定されている定期修理にあわせて行なう改修で実施されますが、その一方で防衛省は令和8(2026)年度末に予定されている定期修理で、「かが」にも2回目の改修を行なうことを明らかにしています。

【写真】改修前「いずも」の飛行甲板上の眺め

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コメント

5件のコメント

  1. 艦首部の甲板を左右に拡げるのは重量増加にならないと、この筆者は考えてるわけね。

    • おそらく後付けの理由だろうな。

      スキージャンプ台だとCIWSの射撃システム変更費用とか増えるんじゃないかな!?

  2. 2021年1月23日放送の ブラタモリ(呉編)に なぜか いずも型護衛艦(たぶん)が 一瞬ですが2隻 写っていました

    • 鳥居さん

       いずもは今改装中なので8月から横浜のドックにいるんじゃないでしょうか?

  3. svtolで有れば、ジャンプ台が有った方が良いと思う。

    難しい艦首延長より、艦尾延長をしてジャンプ台を付けたらどうだろう。

    予算は嵩むだろうが、遥かに良い物が造れる。

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