Go Toトラベル「旅の足」もあの手この手で割引! バスへの活用徹底ガイド 出張にも

さらに自治体の交通費支援も!

「Go To」と併用可能な、都道府県など自治体独自の支援制度も増えています。

 高知県は、県内での宿泊客に、往復の交通費をひとり当たり最大5000円、補助するキャンペーンを行っています。宿泊は「Go To」の割引で予約した上で、往復の交通は自身で手配する場合に有効です。高速バスや鉄道を個人で手配した場合は、後日、領収書などの必要書類をそろえ、事務局に郵送するとキャッシュバックされます。

 さらに、旅行会社のホワイト・ベアーファミリーが、名古屋や神戸などから高知への高速バスと宿泊がセットになったフリープランを設定しています。あらかじめ「Go To」の割引分と同キャンペーンのキャッシュバック分が値引きされているので、驚くような旅行代金で予約できます。

 北海道の主な高速バス事業者は、道庁の補助を活用し、「RAKUTOKUBUS14 プレミアムクーポン」を販売しています。7000円で購入すると、道内のほとんどの高速バス、空港連絡バスなどに1万円分、乗車することができるというものです。また市町村ベースの支援制度もあり、たとえば富山県高岡市は、同市を発着する高速バス、観光路線バスを割引運賃で利用できるキャンペーンを実施しています。

 こうした割引率の高いお得なきっぷを、バス事業者が独自に販売している例もあります。例えば、西日本ジェイアールバスらの「西日本エリア高速バス乗り放題きっぷ」です。めいっぱい活用すれば、富山県から福岡県まで広い範囲でJRバスの高速バス路線(一部路線は対象外である一方、JRバス以外の一部の共同運行先も対象)が連続する5日間、乗り放題となって9800円です。上手に旅程を組むことができれば、大変お得なきっぷです。

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「西日本エリア高速バス乗り放題きっぷ」の対象範囲(画像:西日本ジェイアールバス)。

※ ※ ※

 本記事でご紹介した特典や商品は、いずれも期間限定のうえ、上限数に達したら終了となるものも多く、また特典の利用などに様々な条件があります。「Go Toトラベル」公式サイトを始め、各事業者や自治体などが発表する情報をよく調べてからご利用ください。

【了】

【ややこしい…】「GoTo」さらにお得「地域共通クーポン」使い方と注意点 画像でチェック!

Writer: 成定竜一(高速バスマーケティング研究所代表)

1972年兵庫県生まれ。早大商卒。楽天バスサービス取締役などを経て2011年、高速バスマーケティング研究所設立。全国のバス会社にコンサルティングを実施。国土交通省「バス事業のあり方検討会」委員など歴任。新聞、テレビなどでコメント多数。

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