名古屋で導入予定ナシの連節バスが走ったワケ もっとスゴイ車両を走らせる「SRT構想」とは?

名古屋のど真ん中で、全長約18mの連節バスが初めて走りました。これは名古屋市が導入を検討している新しいバスシステムの社会実験ですが、実はまったく違う新しい車両「SRT」が導入される予定です。

「SRT」が走るコースは観光の「まる」とビジネスの「直線」?

 SRTが走るルートは「名古屋駅」と「栄」を基点に、ふたつの街をまっすぐ結ぶ「直線コース」と、名古屋駅から名古屋城・栄・大須を回る「環状線」が想定されています。名古屋市はこのふたつの路線が「ビジネス」と「観光」に結びつくことに期待を寄せているようです。

 名古屋駅と「直線ルート」で結ばれる栄地区は、その名の通り名古屋の中心部として昔から栄えてきました。栄交差点に立つ複合ビル「オアシス21」では、地下鉄や名鉄瀬戸線のほか、高速バスに乗り換えることができます。また、栄交差点を南北に貫く久屋大通の中央分離帯部分は公園になっており、北側の久屋大通駅とつながっています。

 この栄地区と「めいえき」こと名古屋駅の間には地下鉄東山線(栄駅)、桜通線(久屋大通駅)が運行されていますが、途中駅が少ないこともあり、駅間の問屋街などではシャッターを下ろした店舗も目立ちます。SRTはおおよそ500m間隔で停車するため、景色を楽しみつつ、駅間にある商業の街としての歴史的景観などにも目を向けさせる狙いがあるようです。またSRTはラッシュ時に2分おきの運行が想定されており、輸送量がひっ迫する地下鉄東山線を補完する役割も果たせるでしょう。

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栄を走る観光巡回バス「メーグル」(2020年10月、宮武和多哉撮影)。

 一方の「環状ルート」は、名古屋城、大須といった「直線ルート」の外周に点在している観光地を結ぶ役割が期待されています。すでに運行されている観光巡回バス「メーグル」を参考に、そのルートを南の大須まで広げるようなコースが想定されています。

 ちなみに、鮮やかな金色にラッピングされた「メーグル」は、ほとんど観光目的の利用を想定したものですが、名古屋城近辺には官庁街や総合病院もあります。このルートにSRTが運行されれば、通勤ラッシュの軽減にも一役買うことでしょう。

【画像】連節バス? 路面電車? 名古屋市が導入する「SRT」のイメージ

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コメント

1件のコメント

  1. この際ですから中止含みで基幹バスの不効用も研究してみればよさげですが。

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