「軽の白ナンバー」も存続? 新「全国版図柄入りナンバー」検討 課題は視認性

番号で軽かどうか判別できると考えられたが……

 ラグビーナンバー、オリパラナンバーでは、申し込み時に寄付をすれば、白地のプレートに大きく図柄が、寄付をしない場合は、図柄なしで右上に小さく大会のエンブレムが入ったものが交付されます。このうち軽自動車(自家用)の「図柄なし」ナンバーは、軽自動車でも白地のものが得られることから、圧倒的な人気を誇っています。

 オリパラナンバーの場合、登録車(自家用/事業用)と軽自動車(自家用のみ)を合わせた申し込み枚数206万7804枚のうち、実に175万7223枚が軽自動車用の「寄付なし」、つまり「軽自動車の白ナンバー」という状況(2020年9月末現在)。しかし、2021年9月にオリパラナンバーの申し込みが終了すれば、もう手に入らなくなる見込みです。

 これについて、当初はナンバープレートの分類番号(プレート右上の3桁数字)で軽自動車か普通車かを見分けられると考えられたものの、有人の有料道路料金所で判別しにくいなどの問題が生じたそう。このためオリパラナンバー後に設定された「地方版」の図柄入りナンバープレートでは、軽自動車用の寄付なし(図柄がモノクロになる)はプレートの外周に黄色い枠が施されました。

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オリパラナンバーをつけた事業用車(都営バス)。プレートの外側に緑色の枠が施されているが、プレートフレームを装着すると枠が見えにくくなる(2018年12月、中島洋平撮影)。

 同様に、登録車の事業用ナンバープレート(通常は緑地に白地)は、ラグビー、オリパラとも外側に緑の枠が施されていますが、やはりプレート自体が白く事業用車と判別しにくいことから、地方版図柄入りでは緑枠の色が濃くなっています。

 しかし、こうした外枠は、プレートフレームを装着すると判別が困難になるとの指摘もあることから、たとえば「色枠プラス何かアクセントをつけることなどが考えられます」(国土交通省自動車情報課)とのことです。

【画像】軽自動車か判別しにくい… 黄枠付きになった軽の図柄入りナンバー

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コメント

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3件のコメント

  1. フロントガラスの車検シールですぐ分かるし

    今の時代軽自動車と普通車の交通ルール同じだし、見分けなきゃいけないのは料金所ぐらいでしょ。
    (料金所のおっちゃんが車検シールで見分けてるって話してた)

    てかこの記事の筆者、無知すぎるやろ……

  2. 昔よく「…緑ナンバーのバス・トラックで」のような意見広告を目にしましたがもう形無しですね。白ナンバーの路線バスを見ました? さすがにタクシーで白ナンバーを選んだ会社はないでしょう。

  3. 軽の白ナンバーは、車種によっては逆に違和感がありますよね。
    「黄色ナンバーはダサいから嫌だ」っていう理由で白ナンバーにする人が多いようで…
    自分も現在は、黄色ナンバーの軽に乗っているけど、別に気にならないなぁ…
    まあそこは、人それぞれだと思います。