「ハワイ旅行」復活のカギなるか? 「事前検査プログラム」開始 ANA便が先陣を切る
日本人になじみ深い海外渡航先のひとつ、ハワイは、新型コロナの影響で「観光は実質不可能」な状態でしたが、この制限が緩和されました。鍵となる「事前検査プログラム」適応初日、ANA便の初便出発の様子を取材しました。
陰性証明でハワイの自主隔離免除に
日本人になじみ深い海外渡航先のひとつといえば、アメリカのハワイです。ところが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、海外への渡航は著しく制限。ハワイももちろん例外ではなく、観光目的の渡航となれば、ハワイ到着後に2週間の隔離、日本帰国後もまた2週間の隔離と、実質遊びに行くのは現実的ではない状況でした。
ただ、この制限は2020年11月から大きく変わっています。ハワイ州は、11月6日(金)のフライトから、事前に州が指定する日本国内の医療機関で新型コロナの「陰性証明書」を取得すれば、ハワイ到着後の自己隔離が免除される「事前検査プログラム」の適応を開始。ANA(全日空)が、羽田発でプログラム初適応となるNH186便の出発の様子を、6日夜に報道公開しました。
ANAにとっても羽田~ホノルル線は、2020年3月23日以来、約7か月ぶりの運航とのこと。再開のNH186便は、246席仕様のボーイング787-9型機が使われました。搭乗客は64人です。この数は平時の水準にはまだ程遠いものの、10月5日(月)に運航された再開初便である成田~ホノルル線の27人と比べると倍以上に増えています。
「今回ホノルル線を運航でき、大変うれしく思うとともに、ひと山越えたなという思いです。ハワイは日本人にとって海外旅行の象徴のような存在ですので、今回の就航で、以前より海外旅行が行きやすくなった、という良いイメージにつながるのではないか、と期待しています」(ANAエアポートサービス 久沢弘太郎旅客部部長)
なお、ANAによると、11月は20日(金)に、12月、1月にもそれぞれ2便ずつ羽田~ホノルル線を運航する計画とのことです。
【了】
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