国鉄型特急「183系・381系・485系・583系」全部同じ? それぞれの「見分け方」と特徴

外見だけではない、中身も全然違う!

 4つの特急形車両は、目に見えない仕様にもそれぞれの特徴があります。

・その1:交流区間への対応の可否
 183系と381系は、走行に用いる電気が直流の区間のみ走行できますが、485系と583系は、交流と直流どちらの路線にも対応しています。

・その2:振り子式車両かどうか
 カーブの多い線区でのスピードアップを図るため、カーブ区間で車体を傾斜させ、従来車両より高速で通過できるようにした振り子式の仕組みを搭載したのが381系です。特殊な仕組みであることと、車体の傾斜により乗り物酔いになりやすいことから、以降の特急形車両でも導入は限られたものになりました。

・その3:車体の材質
 381系の車体は軽量化のためアルミ合金、それ以外の車両は鋼鉄製です。

見た目が似ているのには理由がある?

 特急形車両に限らず、在来線の車両も国鉄時代は外見が画一的でした。通勤電車は101系、103系が大都市圏を席巻し、非電化区間はキハ40系が日本全国を走っていました。これは国鉄の運営が各種法規によって細かく定められていたこともあり、新車ごとにユニークなデザインが行われにくかったこともあるかもしれません。

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JR東日本初の新型特急形車両となった651系(2018年8月、乗りものニュース編集部撮影)。

 1987(昭和62)年に国鉄が民営化され、JR旅客各社が企業ブランディングを意識し始めるのとともに、特急車両もデザインを重視して設計されるようになりました。「タキシードボディ」といわれたJR東日本の651系を皮切りに特急「スーパービュー踊り子」251系や、JR西日本の特急「サンダーバード」681系など、特急形車両は百花繚乱の時代を迎えるのです。

【了】

【写真】見分けつく? 日本中を駆け抜けた「国鉄型特急」車両たち

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コメント

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4件のコメント

  1. 581-583 も車体裾は絞られていて 101-103 のようなストレートではない
    裾を絞らないとホームに当たるので 最大限の横幅 をとれない

    381 は裾の絞りが強い だけでなく、上部も内傾して絞られている
    振子機能で強く傾いても車輌限界に抵触しないため
    後輩の 351 も同様

  2. やくもパノラマグリーンに乗ったけど何だか台車がガタガタ喧しかったが初期の振り子の特徴なのかな?
    何作目か忘れたが、男はつらいよで備中高梁がロケ地の時は国鉄381が映ったけど?あれ今でも現役なの?
    それと碓氷対策してる型式とかも、あさま あずさで違うんかな?

  3. >485系と583系は、交流と直流どちらの路線にも対応しています。
    どっかのJR九州な会社が「直流区間も走れる!」と定期運行の直流区間突っ込ませたら「ありゃま動かん……」となった事例が……(直流機器撤去された編成だったそうな)。

  4. ボンネットの151系、161系、181系、481系、483系、485系、489系の違いも扱って欲しい。