JAL ラウンジの「いい匂い」はどこから? 担当者に直撃!「実は…」づくしのウラ話

空港ごとにも違う! JALアロマの深~いこだわり

――実際に焚くときに、空港ごとに違いがあったりするのでしょうか。

 実はアロマを入れているJALの空港はすべて、調香師の方に実際に来ていただいてチェックしてもらい、納得したうえで実際に提供しています。

 コンパクトなラウンジであれば、アロマオイルをディフーザー(散布器)で霧状に噴射し、撒いたあとファンで拡散します。成田や羽田などの大きな空港ラウンジであれば、壁のなかにディフーザーとファンを埋め込んでいるところもあります。

 また、空港ごとに空調の風向きが異なりもしますので、どこに置くかというのもポイントです。

Large 201120 jal 03
鹿児島空港のJAL国内線サクララウンジ(恵 知仁撮撮影)。

――アロマを噴射するタイミングは、空港ごとに異なるのでしょうか。

 空港によっては出し続けていたり、何分か吹いたら何分か休めたり、空港によってすべて使い分けています。基本的に、どの空港でもできる限り「香りの強さ」も一緒になるようにしています。

※ ※ ※

 なお相原さんによると、ラウンジの香りは「ずっと変えていない」のだそう。また、一般販売はされていませんが、JAL機内のおしぼりの一部には、朝使われているアロマの香りを吹きかけているそうです。

 また先述のとおり天然素材だからこそ、「いい匂い」が続く時間も限られていると話します。そのため、アロマを交換する頻度も「新鮮なうちに」と気を配っているとのことです。

【了】

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。