タクシーに「定期券/回数券/変動迎車料金」 相次ぎ規制緩和 いつからどう便利に?

タクシーに定期券と回数券、そして時間帯により変動する迎車料金の導入が可能になります。駅やバス停のように区間が定まっていないタクシーに導入する定期券類、どのようなイメージなのでしょうか。

変動迎車料金とは?

 もう一つの変動迎車料金についても聞きました。

――変動迎車料金とは何でしょうか?

 利用の多い時間帯に迎車料金を高く、閑散時間帯に低くするといったことが可能になります。スマホアプリを通じた配車が普及したこともあり、朝の通勤時間帯や雨の日にタクシーが捕まりづらいといったことが起きています。こうした時間帯に迎車料金を高くすれば、本当に必要な人が利用しやすくなったり、また14時や15時頃といった利用の少ない時間帯に料金を下げることで、利用促進につながったりします。

 なお、こちらもアプリによる配車でも、電話などによる配車でも適用できるものです。

※ ※ ※

 2020年現在、新型コロナウイルスの影響で夜の人出が減った一方で、通勤にタクシーを使う人が増えていることが明らかになっています。タクシー業界からはむしろ「朝のほうが忙しい」といった声が聞かれ、そのために運転手のシフトを変える動きも見られます。アプリ配車にも適用されるという変動迎車料金は、そうした状況に何らかの形で影響するかもしれません。

 なお、これら制度は各事業者が国へ申請し、国が審査・認定することで可能になるといいます。審査期間はおおむね1か月とのこと。11月30日(月)に申請の受付を開始し、早ければ1か月程度、つまり年末年始頃から実際のサービスが始まるといいます。

【了】

【導入見送り】運賃がかなり安くなる「相乗りタクシー」とは?

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コメント

2件のコメント

  1. 増車申請も審査無しの受理し放題の実質的には許可制に落ちぶれましたからね

    定期や回数券なら路線タクシーで同じ方向で相乗りして各々割り引いてもらうとか?

    今の時世からして相乗りはしにくいだろうけど、せっかくのタクシー車両の定員を幅広く使うことも視野に入れるべきだろね。

    定期や回数券や変動迎車だけでは更なる緩和の上塗りで余計にドライバー負担がかかるのではあるまいか?

    時代劇の籠屋みたいにタクシーで玄関前に到着?と言う考えも変える価値はあるかも?

    • コロナ関係無く相乗りは断固として認めないでしょ

      おっしゃるように過剰な緩和のボロがバレちゃうから